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株式会社ワークスアプリケーションズの実施例(1)

株式会社ワークスアプリケーションズの実施例(1)

この手法の大事な点は、
ポジティブシンカーを作ること

株式会社ワークスアプリケーションズ
代表取締役最高執行責任者
阿部 孝司 さん

プロフィール

大手SI、コンサルティングファームを経て1997年に株式会社ワークスアプリケーションズに入社。経営戦略、営業部門、コンサルティング部門を担当し、社員数100人時代に「タフ」という名の改革を実行、設立5年でIPO(株式公開)を実現。

ポジティブシンカーであれば、すべての問題は解決する

株式会社ワークスアプリケーションズの実施例(1)

「すごい会議」によって、どういう問題が解決できそうですか。
ひとつは社内コミュニケーションスキルの向上です。
例えば、ワークスの営業は日本中のどこの営業組織よりもぞうきんを絞りつくした状態になっていると思います。やることがないくらいやっている。以前マッキンゼー出身の方に、『もうこれ以上コンサルティングできることはありません』と言われたほどです。
ただし、それは「営業として」であって、「会社組織の構成要素として」はまだ足りないのです。私は彼らを“グリーンベレー”と呼んでいるのですが、“能力に偏り”があるということです。
つまり、彼らは阿部というチームや営業に対してプライドを持っています。恐らく何を売ってもNo.1になれるでしょう。しかし、グリーンベレーは全体を見られない。全体を見ることができるのはペンタゴンなのです。そのため、ゲリラ戦に強いグリーンベレーである営業のコミュニケーション能力は、顧客に対しては100点なのに、社内には極端に言うと0点。それを、この「すごい会議」の導入をきっかけにしてメカニズムを作ることで、30点でも50点でももっていければ良いと思います。土台があればどんどん成長させていけますし。
理想は、全社員が全体の視点で物事を見られるようになることですね。
フラット型組織でやってきた我々にとって最も重要な合理化はコミュニケーションの合理化で、「すごい会議」によってその一歩を踏み出せます。コミュニケーションスキルがあれば、ピラミッド型組織になったときも縦の情報交換も横の情報流通もうまくいくな、と。

どういうことがコミュニケーションスキルの向上につながるのでしょうか。

株式会社ワークスアプリケーションズの実施例(1)

他の会社にもマネジメントコーチを紹介されていると伺いました。
この手法の大事な点は、ポジティブシンカーを作ることだと思っています。
ポジティブシンカーであれば、すべての問題は解決する、と私は思っています。
例えば、この業界で今みたいなビジネスモデルは無理と言われていました。5年で上場も無理と。これはポジティブに「できる!」と思っていなければ実現できなかったかも知れない。牧野に『難しいよ』と言われると私はニンマリするんです。この業界で最も頼りになる男だと思っている牧野が難しいということは壁が高い、壁の内側に入ったら今度は我々を守る壁になるわけだから、参入障壁が極めて高いビジネスだということになるのです。
ポジティブシンキングは訓練すればある程度はできるようになります。程度はもちろんありますが、「すごい会議」の手法を使えば可能だと思います。

究極の問題解決法は誰が考えても似たようなところにたどりつく

株式会社ワークスアプリケーションズの実施例(1)

すごい会議でポジティブシンカーは増えましたか。
まだ始めたばかりですがいい影響を受けている社員が出てきました。ただ、営業がうまくいきませんでした。大橋さんが会議中によくおっしゃっていた『いい点を言ってみてください』とか『我々がこだわるのは問題を解決することです。一緒に問題を解決しましょう』というのは、営業は既にお客様に対して、いつも行っていることなのです。

にもかかわらずうまくいかなかったのはなぜでしょう。
もともと似たような手法を活用していたので、『そんなことはもうわかっているよ』となってしまっているのです。
究極の問題解決手法というのは、誰が考えても似たようなところにたどりきます。だから、「すごい会議」と私が進めてきた手法というのは、細かいところはちがいがありますが、似ていて当たり前。それでも『何か得るものないかな?』と考えるべきですが、そこまでは成長していませんでした。
まったくそういうことをやったことがない人間よりも、ある程度その手法を経験している彼らには別のステップがいると。ただし、そういうことが見えたのも収穫。だから私が「もっとすごい会議」をやろうと思っています。

日本中に「すごい会議」が持ち込めたらおもしろいことになる

株式会社ワークスアプリケーションズの実施例(1)

おもしろそうですね、「もっとすごい会議」。
「すごい会議」は“空手の型”のようなもので、非常に洗練された型なのです。まずは型にはめて基本形を身につければ、会社の文化や考え方に合わせて応用していけばいいし、改良改善を加えていけばいいと思うのです。
明日、経済産業省でIT業界のトップを集めた会議がありますが、省庁でやる会議にも、「すごい会議」を持ち込めたらおもしろいと思いますね。政治の世界や日本中に「すごい会議」が浸透すれば、もう少し、国全体の効率が上がるのではないでしょうか。

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