株式会社GDHの実施例

マネジメントコーチは変革を促すシステム
株式会社GDH
代表取締役社長 石川 真一郎 さん
プロフィール
株式会社GDH代表取締役兼CEO。コンテンツスタートのメディアコングロマリット企業を創ることを目標に、オンラインゲーム会社の買収、アジアへの海外展開などを積極的に仕掛けている。2007年より「すごい会議」を導入。経営改革に着手している。
間違った選択でも早くやれば、失敗にも早く気付ける

マネジメントコーチを導入された経緯を教えてください。
ここ1・2年、業界全体でDVDが売れなくなってきているんですね。若者がDVDを買わないで無料でダウンロードする、っていうのが当たり前になっているんです。このままDVD事業を続けたら大変な事になるだろうと思い、会社の方針を大きく転換していこうと、前期に20億を超える赤字を出しました。そうなると、例えば縮小する事業に関わっている人達にとっては面白い話じゃありませんし、感情的な話し合いになりやすい。そういった問題を解決するには、しがらみのない外部からの人間が必要になるだろうと思いました。

数多くあるコンサルティングサービスの中で、何故マネジメントコーチだったのですか。
「自分達が大きな変革点にあるんだ」という問題意識は、メンバー間で共有できていたのですが、その変革の方向性がバラバラで、答えがでない状態だったんです。そういった状況で、マネジメントコーチは変革を促すシステムとして機能するのでは、と思いました。
「すごい会議」って、正しいかどうかはわからないけれど、どんどんと選択することを求めるじゃないですか。間違った選択でも早くやれば、失敗にも早く気付ける。現代のような変化の激しい時代では、そうやって早く選択していくことのほうが、行き詰まって何もできないよりもプラスだと思うんです。ただ、それが本当の意味で機能するかどうかは、結果が出てみないとわからない部分がありますね。
「これはいいやり方だ」ということで、社内でどんどん採用されています

実際に導入してみて、どのような効果がありましたか。
期待していた効果とそれ以外の効果がありました。期待していた効果とは、良い・悪いを感情抜きで言ってくれる大橋さんが入ってくれたことで、議論で決定したことを実際に実行していける形をつくれたことです。結果として、非常に優秀なメンバーの一人が、「自分が辞めることで会社全体が新しい形へ変革する、ということを確実に浸透させられる」と判断して、辞職しました。会社としては大きなダメージだったのですが、そのような重大な意思決定を彼自身ができたことは、そのことを端的に表していると思います。
期待していなかった効果について教えてください。
アニメを創るっていうクリエイティブな世界は、非常にフワフワと仕事を進めるんですが、大橋さんが「すごい会議」をあまりにもドライに進めてくれた為に、制作に関わっているメンバーにも逆に受け入れやすかったことです。本来、クリエイターの世界は職人的で、仕事をバーっと洗い出して、「○○さん、これをいついつまでにやってね」と、ボルトをはめ込むように仕事を進められるわけではないのですが、あまりにその仕事の進め方がかけ離れていた為に気持ちよく受け入れてくれました。その結果、“何が出来れば、目標が達成できるか”が明確に見えてくるようになり、アニメの制作作業がすごく効率的になりましたね。
それと、「すごい会議」の“いらないこと以外全部やろうぜ!っていう態度”は、“じっくり話し合って、時間をかけながら合意する”のと逆の意味でえこひいきがないんです。今では「これはいいやり方だ」ということで、社内でどんどん採用されていますよ。
充実感を持って仕事ができるような構造を作れた

社内で、どんな風に採用されているのですか。
うちの子会社のゴンゾという会社で、もう一度マネジメントコーチを導入しようとしたんです。でも、社員が「自分達で一度やってみたい!」というので、12人くらいのプロジェクトに導入してみました。みんなで自分達なりの「すごい会議」をわいわいやっていたら、3時間で190以上のタスクがでてきましたね(笑)毎月、そのフォローアップ会議を一時間程度しているのですが、40分くらいで全てのタスクをガーっと見直して、余った20分はディスカッションにあてています。いかに社員のみんながノッてるかがわかりますよね。
3時間で190以上のタスクはすごいですね。
メンバー一人一人が、「自分達が○○をしなくちゃいけないんだ!」というミッションを持って仕事をするようになっています。やっている人達の満足度も上がっているし、充実感を持って仕事ができるような構造を作れたのは事実だと思いますよ。






