大和鋼管工業株式会社の実施例(2)

会社が前に進んでいく実感があって、
高いところにチャレンジしていける
大和鋼管工業株式会社
代表取締役社長
中村慎市郎 様
プロフィール
副社長を務めていた大和鋼管工業の世代交代時に新マネジメントチームのリーダーとして、はやくからマネジメントコーチの手法を導入。浸透に尽力したこともあり、現在までにかなりの量の問題を解決した。マネジメントから現場まで全社規模でマネジメントコーチの手法を活用し、前に進む会社を実感しながらより高みへのチャレンジに励んでいる。
何となくうまくはまるという直感

マネジメントコーチを知った時どのような印象をもたれましたか?
おもしろそうだなという印象でした。当時、ちょうど会社として世代交代をし始めている時期で、会社の中の制度などはできてきていました。しかし、まだ人の気持ちがうまく実務にのっておらず、仏を作ったものの魂を入れずといった状況でした。このような状況で一番はじめに大橋さんにお会いした時にどういうことをやるのか聞いて、何となくうまくはまるという直感がありました。
もともとコンサルタントだったこともあり、サービスの価値は比較的わかっていて、僕は導入時の障壁は基本的にありませんでした。会社を運営する上で、ハードとソフトがあって、制度などはハードで、それが日々の運用になってくるとどういう風に人間の感情ややる気を含め血の通ったものになるか、大橋さんの持っている手法はこういったソフトの面に触れていくものです。こちらの運営や使う方法次第でうまくまわると感じました。
実際導入するにあたってどのようなまわりの反応がありましたか?
新しい経営陣の予備軍である新しいマネジメントチームの中心にいたのが僕で、導入のリーディングをしましたが、反応はまちまちでした。海外業務をしていた人間はフレキシブルに対応ができましたが、日本で業務をしていた人間はカジュアルなコミュニケーション自体も得意ではない部分もありました。5、6人いたメンバーの半分半分の割合で抵抗勢力も結構いました。
ただ、結果的には全然問題なかったですね。大橋さんが進行を少しやりにくかったくらいでしょうか(笑)
プロセスを通じて育つ責任感やオーナーシップ


導入中にお感じになった変化を教えてください
プロセスの中で自分を表現する場がしっかり用意されていて、参加をしていくと居場所がある実感を得て、責任感やオーナーシップが育っていくのだと思います。全部のプロセスを通して目標やコミットメントを作っていくと守らなければという意識が自ずと生まれました。そういうところが効果的なのではないかなと思います。
自己表現の場で戸惑いを感じる方はいらっしゃいましたか?
もちろんいます。ただ、プロセスが徐々にふか彫りしていくようになっていて、コミュニケーションのパターンも反芻されるような形になっているので、だんだんその場で慣れていきます。かつ、となりにいる人が今まで言わなかったことを言ったり、違う話をしたりしだすと、自分も発言しやすくなって行くのです。そういう形でだんだん戸惑いが消えてくるんじゃないかなと思いますね。
全社での活用、会社が前に進んでいく実感

導入後、どのように活用されていますか?
全社的に取り入れて会社の経営の仕組みに入れています。社内の管理もそうですし、お客さんとのプロジェクトもそうです。海外のお客さんとのプロジェクトに中立的な立場で大橋さんに入ってもらうこともあります。かなり適用範囲は広いと思いますね。
プロセスの使い方もだんだんうまくなってきていて、目標設定で使った言葉を繰り返し使えるようになっています。たとえば毎年年次の目標を作るのですが、これはすごい会議の手法で作ります。これが常にチェック項目となっているし、コミュニケーションの中にも入ってきています。僕がうれしいのは、僕が言っているからというのではなくて、現場から “この目標の一環としてこれをやっています” というようになってきたことです。これがまた説得力があるんですよ。会社の方針に対するリアクションとして起こってくるので。
こういうところでとても進化をしているというか、定着している感じを受けつつありますね。
すごい会議は中村様にとってどのようなものでしたか?
経営としてはいろいろなことを加えるにしても、ずっと使う道具という風に認識しています。結構活用できる経営ツールのひとつだなと。おもしろいのは人間の心理的なことだとか行動だとかを促すためのツールという点で、やる気にさせる仕組みとしての位置づけでうまく活用しながらずっと使っていくものなんだろうなと思っています。
会社が前に進んでいく実感があって、高いところにチャレンジしていけるというところで大変重宝しています。






