松村代表から見た「すごい会議」とは、なんですか。
( 松村 )会社を前に進めてくれる仕組みです。率直に言うと、「すごい会議」にはある種の雑さを感じることもあり、意思決定をするとき、コミットメントをつくるときに、「もっと念入りにリサーチすべきだ」と、思うこともある。
そこは、アレンジ次第かもしれませんが、扱うテーマや問題の種類によっては会議の得手不得手もあるでしょうね。
ただ、意思決定して行動してこそわかることがあるのも真実。なんだかんだと言って動かないよりも、決めて動いた方が人も会社も成長すると、この2年で学びました。論より証拠でものごとを前進させるスタイルが「すごい会議」です。
「すごい会議」が向いているのはどんな組織だと思いますか。
( 松村 )意思決定と実行が分断されないような体制をとれる組織ですね。役職が上がると、考えること自体が仕事になる一方で、「すごい会議」の参加者全員が「考える」だけだと、ドラスティックな意思決定をしても机上の空論で終わりかねない。
当社のように、実行につながるメンバー編成をとるか、2層、3層の会議構造で現場の実行力をマネジメントする仕組みをつくるか。具体的に前進を生みだす構造が必要だと思います。
最後に、今回の目標達成に関して思うことをお聞かせください。
( 松村 )期限付きで目標を立てたことで、受験生のような効果を発揮しました(笑)。というのも、受験でラストスパートする男子学生のように、期限間際の数カ月間で売上倍増という実績を出してのゴールテープ。最終月には1年の最高益を記録し、その伸びがあっての達成でした。
目標に対して「何がなんでも合格したい(達成したい)」と思えたことが達成のカギ。目標達成に向けてチームのボルテージが上がり、久保田さんのおかげで「青春できました」というのが、僕の最大の喜びです。
今期も、さらに高い目標に向けて走り始めたところなので、来年の僕たちに期待します。
ありがとうございました。