すごい会議

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CASE STUDY すごい会議の実施例

ブランド再興のカギは、“ハングリー精神”の覚醒。挑戦が「楽しくてたまらない」組織への転換

株式会社トリート

設立
資本金
従業員数
事業内容
ウェディングドレスのセレクトショップ「THE TREAT DRESSING」を全国8店舗展開。企画・輸入・レンタル・販売を中心に国内外のブランドを取り扱う。アトリエでのカスタマイズやショッププロデュース、フォーマルドレスやタキシードの販売・レンタルなど、ブライダルを軸に幅広くファッション事業を展開する
担当コーチ
雨宮 幸弘

5年ぶりの代表復帰。組織再建への挑戦

約1年前、代表就任から約半年後に導入いただきました。その経緯からお聞かせください。

山城:今回の導入は、雨宮さんと偶然、新幹線で再会したことがきっかけです。雨宮さんとは、彼がコーチになる前、Plan・Do・Seeに在籍していた頃からの知り合いなんです。もう20年近く前かな、お互い『すごい会議』のセッションメンバーでした。

私は2007年にトリートを創業し、その後独立して昨年、5年ぶりに復帰しました。復帰当初は代表が二人体制で、私は経営者というよりクリエイティブディレクターとしての役割がメイン。創業者というシンボリックな意味合いが強く、経営の真ん中に立つ存在ではありませんでした。

ただ、復帰後の半年間で、クリエイティブ以前にもっと根本的な立て直しが必要だと痛感したんです。にもかかわらず、立ち位置の曖昧な私は経営に切り込むことができず、組織にも馴染みきれないもどかしさを感じていました。

そんなときに雨宮さんと再会し、「『すごい会議』で解決していこう」と、背中を押してもらえた。まるで光が差したような感覚でした。

導入時の課題について、教えてください。

山城:創業当初は毎年新店舗をオープンするほどの勢いがありましたが、数十年を経て、ブランドの輝きは創業当初ほどではなくなっていました。とはいえ、Plan・Do・Seeの子会社なので潰れる心配はない。経営が安定しているからこそのよさもあります。

そのなかで私は、創業からどれほど年月が経っても、組織がどれだけ拡大しても、メンバーがチャレンジしてハングリー精神に溢れる組織にしたかった。また、経営が決めた方針と現場で実際に行われていることを首尾一貫してドライブさせたかったんです。

その点、『すごい会議』は“ハングリー”な挑戦を前提にした仕組み。「最終意思決定したことを正しくする」というルールのもと、経営方針を現場へ浸透させられることは確実です。私が望んだ「内側からの変革」を実現できると考えました。

山城代表ご自身にとって、過去の『すごい会議』の体験はどう生きていますか。

山城:初めて会議に参加したのは20代の頃。社会人としてのあり方やリーダーとしてのスタンスなど、仕事における大切な土台は、すべて『すごい会議』に教えてもらいました。

トリートの創業が意思決定されたのも、『すごい会議』の場です。ブランドの立ち上げが決まり、当時の社長に「代表を務める自信はあるか」と聞かれて「やります!」と即答。あの体験があったから私はリーダーになれたし、経営者になれた。

だから、もう一度『すごい会議』に立ち返れば必ず会社を変えられる──そう思ったんです。

ハングリー精神の覚醒。そして「チーム」の始動

保守的な社風での『すごい会議』。どのような目標と挑戦が生まれましたか。

山城:初日のセッションは、伊豆での合宿から始めました。これまでの目標は前年比プラス1〜2億の微増。私自身も「60億を超えれば十分」と、思っていたのが、雨宮さんからの「それだとつまらない。70億でしょう」という一声が(笑)。

思いもよらない数字に困惑しながらも、セッションが終わる頃には、その場にいる全員が「70億やってやる!」と、ワクワク感に包まれていました。不思議ですよね。でも自然と「70億もいける」と、確信できてしまった。

同時に、私自身が持て余していたリーダーとしての立ち位置を、雨宮さんがまるで魔法のように再定義してくれた日でもありました。

繰り返し「山城葉子がリーダーだ」と強調し、その重要性を説いてスポットライトを当ててくれたんです。あっという間にリーダーとして再スタートする舞台が整い、目標に向かって走る熱いチームをつくれた。

あんなに遠かったメンバーと一瞬で仲間になれるなんて、初日だけで全費用以上の価値があると感動しました。

コーチはどんな意図を持ってセッションに臨みましたか。

雨宮(コーチ):彼女には無限のパワーがあるにもかかわらず、本来持っている持ち味を発揮できていないのがもどかしく、「必ずやれる」と、信じて応援しました。

合宿当日の朝は、セッションメンバーの男性数名を集めてランニングから開始。ウェディングのドレスショップ事業なので、社員の9割が女性。気骨ある男性社員─経営幹部─を育てることを意図してのランニングでした。

まず彼らに伝えたのは、幹部として経営者の視座を身につけてほしいという期待です。組織をマネジメントするには、まず「自分自身を律する」必要があり、行動を変えることが起点になる。行動を変えれば人は必ず変わるという行動科学に基づいた、体験を通して学習するアプローチでした。

山城:女性が主役の事業として「上品で可憐」なカルチャーが根づくこの組織に、ある日突然、体育会の熱を持ち込んだコーチ。あまりに異色で衝撃的だったはずです(笑)。

でも同時に、その圧倒的なエネルギーと熱量に彼らも魅了されてしまったのだと思います。「この人の話は聞かないわけにはいかない」「やってやる」と、スイッチが入ったんじゃないかな。それができたのは、やはり雨宮さんだからこそ、ですよね。

経営の楽しさ、人の成長、圧倒的成果──会社が生まれ変わった1年

この約1年で生まれた変化を教えてください。

山城:まず、私自身がこの会社を心から愛せるようになったことが、一番の変化です。独立後に複数のブランドを立ち上げましたが、気づけばトリートのことを考えている自分がいる。まだまだ変われるポテンシャルがあるし、もっといいブランドにしたい──自然と夢中になってしまうんです。

挑戦するほどに見える景色が変わることも体感していて、「経営ってこんなに楽しいんだ」と、心から思う自分に驚きます。人生そのものがより華やかに輝き、「生きているってこういうこと!」と、充実感に満たされている。世界がここまで変わるとは思ってもいませんでした。

メンバーの方の変化・成長はいかがですか。

山城:一人ひとりが自分のミッションに強いコミットメントを持って動く、以前とは別物のチームになりました。

採用での集客人数やコスト削減など、難易度の高い目標をリクエストしても、本気で挑戦して成果を出してくれる。その結果、売り上げや利益も伸び、きちんと還元できるようになったことがうれしいですね。

信頼して任せられる経営人材がそろい、安心して未来を託せるメンバーも増えました。以前は、彼らには貪欲さが足りないように感じていましたが、今は、不可能に見える目標に挑み、その過程を楽しんでいるのが伝わります。

実際に、「人生が変わった」「楽しくてたまらない!」という声もあり、まるで部活のように全速力で青春している感覚。仲間とこの時間を過ごせることが、たまらなく楽しいんです。

売り上げや利益などの定量的な変化はいかがですか。

山城顧客単価が平均70〜80万円から100万円近くまで上がり、年間約7,000人のお客様を抱える私たちにとって大きなインパクトが生まれています。縮小していた採用活動も数年ぶりに復活し、エントリー数は何倍にも増えて業界ランキングで常に1位を維持できる状態に。

アトリエ部門の改革で数千万円〜数億円規模のコスト削減も実現したことで、利益体質への転換も進んでいます。

挑戦から達成へ、そして成長へ。喜びを分かち合う組織に

メンバーの方が「挑戦は楽しい」と、思えたきっかけはなんだったのでしょうか。

山城:これまでの仕事は、「言われたことをやるだけ」「数字を管理するだけ」で、自分たちで何かを考える機会がほとんどなかったんです。

それが『すごい会議』で目標に向けて自分たちでアイデアを出し、実行した結果が数字になる手応えを味わえた。責任が重い分だけやりがいがあり、成長実感がある。自分を信じられるようになったのだと思います。それは、私自身も。

メンバーみんなが、実は心の底ではそんなやりがいを求めていたのかもしれません。

雨宮(コーチ):僕から見た成功要因は、まず採用が素晴らしく、素直さを持った人材が多いこと。「まずやってみよう」「チャレンジしてみよう」というマインドがあり、新しい取り組みを素直に実践した結果、成果につながった。

そしてもう一点は、山城葉子というリーダーの存在です。感性豊かで誰に対しても正直な彼女には人を魅了する力があり、「この船に乗りたい」と、思わせる求心力がある。

リーダーとメンバー、双方の力があって今の成長が引き出されたのだと思います。

今回の『すごい会議』で得た発見、気づきがあれば教えてください。

山城:かつては、私自身が知識も経験もないままドレス事業を始めるなど、自然と「挑戦」していたはずなのに、気づけば高い目標を立てなくなっていた自分に気づきました。むしろ石橋を叩きすぎて、慎重というかネガティブに(笑)。

それが今回、笑ってしまうほど現実味のなかった「70億」を目指すうちに、60億の達成が当たり前になり「達成できないと悔しい!」と、本気で思うようになっていたんです。「どうすればあと数億を生みだして達成できるか」と、常に考えています。

でも、そんな今がとても楽しい。来期は必ず達成します。

『すごい会議』を機能させるために、経営者として何が大切だと思われますか。

山城:経営者が本気であることかな。私は「達成するまで絶対に(目標を)手放さない」という強いコミットメントを持っていて、その本気さとワクワク感が伝わるからこそ、メンバーも一緒に走ってくれているのだと思います。その姿を見せることが最大のデモンストレーションですよね。

2年目の今は、1年目に届かなかった目標を必ず達成するリベンジの年。昨年以上にスピードを上げて進みます。

唯一無二のコーチとともに、圧倒的No.1を目指す

山城代表から見た『すごい会議』そして『雨宮コーチ』の「すごさ」を教えてください。

山城:『すごい会議』は、自分たちだけでは到底届かないような高いステージに連れていってくれるもの。それができるのは、どれだけ挑戦的な目標を掲げても「必ずできる」と信じさせてくれるコーチがいるからです。

雨宮さんの魅力は、圧倒的なコーチング力。生き方そのものが強い説得力を持って響き、「自分もこうなりたい」と、みんなが必死に彼の言葉をノートに取っています。

厳しくも熱く、自分の力を信じさせてくれる存在感は唯一無二。「雨宮さんでなくちゃ」と、何度も思います。経営は短距離走ではなく長距離走。これからも私たちの挑戦に並走してください。

コーチ視点で、『すごい会議』をうまく活用いただける企業様の特徴を教えてください。

雨宮(コーチ):重要なのは、経営者とコーチが強い信頼関係を築けるかどうかです。僕と山城さんは20年以上の付き合いがあり、お互いに信頼し切っている。

そのうえ、彼女は『すごい会議』への理解度も高く、「試しにやってみましょう」ではなく、信頼を起点に本気で取り組める前提がある。効果を最短で最大化できた所以(ゆえん)です。

今後のビジョンとメッセージをお願いします。

山城:業界で圧倒的No.1の存在になることを目指します。同時に、私がいなくても機能する経営チームをつくり、次の世代にバトンを渡すこともミッションの一つ。ブランドも組織も躍動し続ける、そんな会社にしていきます。

『すごい会議』は、売り上げの低迷を立て直したい、もう一度伸ばしたいと考える経営者の方に、ぜひおすすめします。むしろ、全企業に入れた方がいいと思うくらい。間違いなく会社が変わるし、人生が変わります。

ありがとうございました。

雨宮 幸弘 あめみや ゆきひろ

株式会社ディシジョン

青山学院経営学部卒業。アメフト部副将。銀行に入行。株式会社PlanDoSeeに転職。マネージャー時代に「すごい会議」を受け、衝撃を受ける。社内ですごい会議を広めるソリューションコーチ第一号となり、全店舗に導入。



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