株式会社アンカーマン
どのようにすれば今までの延長線上にない未来を創れるだろうか?
手島:事業部単体で、売上・粗利が昨年比倍以上に伸びました。これは偶然やラッキーではなく、「こんなの無理だ」と思うようなアイデアもすべて出し切り、できることをやり切った結果です。
僕から見てもこのチームは行動力があり、誰か一人が突破口を開くと、周りも「自分もいける」とスイッチが入る。会議を機に、チーム全体の基準が明らかに上がりました。
手島:たとえば、その利益を新規事業の開発費に回したり、人への投資として学びの場を増やしたり。社員旅行を企画する余力も出てきました。
なかでも価値を感じているのは、会社の中長期的な視点・戦略を描けるようになったこと。ここ数カ月は、会社として短期的に数字をつくる必要に迫られ、戦略的にも限界を感じていましたが、中長期視点で未来を描く余裕が出てきました。選択肢の変化が、最大の違いです。
手島:高い目標を設定した以上、これまでと同じ行動やアイデアでは達成できません。では、どうするか。行動量を2倍、3倍に増やすのか、やり方そのものを変えるのか──『すごい会議』のコーチングを通じて、会議メンバー一人ひとりに「成果を上げる方程式」を見直す意識が生まれたことが起点です。

手島:正直、導入の1年前に和田さんとお会いしたときは、そこまで困っていなかったんです。事業は順調でしたし、マネジメントも十分に学んできたという自負がありました。ただ、『すごい会議』のカンファレンスなどで文化に触れるうちに、「タイミングが来たら、自分は“YES(やる)”と言うだろうな」と、思うようになって。
そして去年、事業の風向きが変わったことをきっかけに、このままでは拡大成長に向かえないという危機感が生まれたんです。会議をしても話し合いばかりで成果に直結しない、決めたことを徹底できない。もどかしさが増していくなかで、分社化していた事業を本社に統合する局面が重なり、文化の違いで足並みがそろわなくなってしまった。
組織を意思統一し、一体感をもって前進させたい──「今がタイミングだ」と、導入を決めました。
手島:会議のメンバー全員が、『すごい会議』の「責任は自分に100%ある」という前提に大きな影響を受けていると思います。彼ら自身が「自分は本当にベストを尽くしているのか」「もっといいやり方はないか」と、自分に「問い」を立てるようになり、僕が言うまでもなく自然と自己責任の話が出るようになりました。
素直なメンバーが多いので、挑戦そのものを楽しんでくれているんじゃないかな。

手島:大きくは3つです。まず、導入を決めた時点で、僕自身が「必ずやり切る」「変わる」と、信じ切って進んだこと。
そして、社員が素直にコーチングを受け止め、自分ごととして動き出してくれたこと。僕がいない場でも、彼らが会社のことを真剣に、楽しそうに議論している姿を見て「『すごい会議』が作用し始めている」と、うれしく思います。
また、そもそも当社はビジョンメイキングや目標達成など、人の学びに投資してきた土壌がある。導入の前に、すでに僕のビジョンが明確だったからこそ、『すごい会議』はその実現に必要だと確信を持って進めた。
僕自身の覚悟と現場の素直さ、学びの文化の相乗効果が成果につながりました。
手島:昨年末の12月のセッションが印象的でした。当社の決算は3月末。事業の特性上、受注から入金までにタイムラグが生じるので、12月の時点で、このまま走り続けても期末の着地は厳しそうだというのが薄々見えていたんです。
だとして、残り数カ月を消化試合のように終えるのか、それとも、やり方を変えて効果的な打ち手を模索するのか。全員で正面から向き合った結果、惰性で続けるのではなく、新たな設定に切り替えて奮起し直すと、合意して意思決定できた。しかも、話は来期の目標にまで広がり、「これからもっと変わる」と、期待感が高まる一幕でした。
和田(コーチ):私は、セッションDAY3で「問題解決」を扱った日のことが印象に残っています。その日は時間の都合ですべての議題は扱いきれず、宿題で問題解決のステップを実践してもらうことに。
その後、宿題を早々にやり切ったメンバーから、付箋がびっしり貼られたホワイトボードの写真がチャットに届いたんです。その場で「コミットします!」と宣言し、そこから他のメンバーも次々にコミットを表明。みなさんの前のめりな動きに、痺れました(笑)。

手島:うち1名は僕です。僕自身がコーチングを受けたいと思っていたので、まず、自分の行動で示そうと受講を決めました。そこに他のメンバーからも「受けたい」という声が上がり、せっかくならと5名で参加することに。共同学習の方が学びのスピードは上がりますから。
メンバーへの期待は、一人ひとりがコーチングやハイパフォーマンスを上げる「型」を体験し、自分のマネジメントの一部として使いこなせるようになること。自分が体験することと、人に提供することには違う難しさがあると思いますが、試行錯誤しながら身につけていってほしいですね。
手島:気づきは、成果や数字といった「事実」を土台に会話する文化の強さです。事実をもとに決着をつけ、「出し切る」「やり切る」「完了する」が、チームの共通言語になりました。
「がんばっています」ではなく、「完了しているのか、していないのか」。それが結果にどうつながっているのか。効果がないなら次の打ち手に切り替えればいい。判断軸が明確になり、曖昧なものに体力を残さずに済むようになりました。

手島:私が感じる魅力は、まずその覚悟と自信です。たとえば、成果が出るかどうかはクライアント次第なので、コーチが100%向き合っても100%成功するとは限らない。それでも、和田さんは「大丈夫です」と、言い切ってくれる。その姿が頼もしく、「この人にお願いしたい!」と、思いました。
あと、理屈ではなく、和田さんの目の輝きに惹きつけられます(笑)。少年心ある明るさや勢いに引っ張られ、「やればできる」と、火がつく。親しい経営者へのおすすめ度は、迷わず10点満点。メンバーもそう言うはずです。
和田(コーチ):私が思う手島さんの素晴らしさは、常に中長期の視点からブレない一貫性。加えて、一人ひとりの「人」を大切にする姿勢が、日々のコミュニケーションから伝わります。手島さんらしい人間的な魅力です。
手島:成長のギアを上げたいタイミングですね。自分たちだけだとアクセルを踏み切れない瞬間も、『すごい会議』があれば意思決定と実行のスピードが上がる。
個人的には、会社がいい状態のときに導入するのが理想です。「さらに伸ばす」ために大きな挑戦がしやすいはず。ただ、体調を崩してから健康に気づくように、テコ入れの必要性を感じたときが成長へのチャンス。信じてやり切れば、変わると思います。
手島:当社のビジョンは、「働く人が幸せな世界をつくる」こと。まず、自社の社員が幸せに働ける状態をつくり、その上でお客様の成長を支えて成果を生みだします。その結果、お客様の会社で働く方々の幸せにもつながる――そんな循環を広げていきます。
和田さんにリクエストしたいのは、「和田さんに見えていること」を、今以上に率直に僕たちに伝えてほしいということ。僕らの盲点や固定観念を崩す問いを、今まで以上に遠慮なく投げてください。和田さんの経験そのものが、僕たちの資産になります。
