株式会社すごい組織
働く人々に活力が漲れば自ずと会社は成長する。そう信じて企業のエネルギーの源になり、これまでにない成長を生み出しています。
枝松:導入したのは3カ月前です。「今後5年で売上30億円」を目指していたところに大手ハウスメーカーとの提携が決まり、今年中に施設を複数増設することが確定。「今年は一気に伸ばす。チャレンジングな年にする」——そう決意する一方で、失敗すれば取り返しがつかないという緊張感も感じていました。
スタッフ一人ひとりをもっと戦力化していくために、育成面での味方が欲しかったんです。実は、導入前は「今のメンバーだけでは無理かもしれない」と思った時期もあって。外部から即戦力のマネージャーを雇うことも考えましたが、今のメンバーと「一度本気でやる」と決めて、平さんに依頼しました。

枝松:最大の変化はメンバーが自ら動き出し、いきいきと働き始めたこと。同時に、僕と現場との間にあった壁がなくなった感覚もあります。現場の本音が僕に届くようになり、メンバー同士の距離感も以前より近くなったような印象です。
枝松:会議を通して僕の考えを発信する機会が増え、リアルな思いが伝わるようになったことが大きいと思います。立場に関係なく意見を言い合えるようになり、「ざっくばらんに何でも話していい」という前提ができた。
これを機に、年に一度は全社会議を実施しようと思っています。今の規模ではまだ必要ないと捉えていましたが、会社としてどこを目指しているのか、意思疎通を図る場が必要だと気づきました。
枝松:僕が言うまでもなく、「社長ならこう言うだろう」と想像して動いてくれるメンバーが出てきたことが、心強いですね。
導入前は、規模が拡大して背負うものが増えるからこそ、「利用者様が減れば会社が潰れてしまう」という不安が強くあって。正直、一人で上り坂を全力疾走しているような感覚でした。それが今は、メンバーに引っ張ってもらっている。心理的に、かなり楽になりました。

枝松:目標を数値化して明確にしたこと、それも自分たちで合意して決めたことが核心だと思います。
僕が「数字を追おう」と言ってもなかなか浸透しなかったのが、『すごい会議』に沿ってアクションプランを可視化すると、自然と行動が起きる。進捗が遅れても、「じゃあ、ここからどう挽回するか」と、解決思考でチームで前に進める。可視化する効果の大きさ、「自分で決める」効果を実感しています。
枝松:KPIが面白いほど上がり、問い合わせ数が3倍になりました。以前は、病院や相談支援員さんからの紹介を待つのみでしたが、営業を積極化してパンフレットをつくり、ターゲットを絞って既存顧客先を回るよう変更。施設管理者と看護師がタッグを組んで訪問することで、先方にも安心感を持っていただけるようになり、この方法がハマっています。
また、施設数が10を超えたことで興味を持っていただきやすくなり、規模が営業力になってきた体感もあります。
枝松:90%かな。メンバーがいきいきと働いている、その変化だけで100%と言いたいところですが、まだ目標を達成できていないのと、これからもっと面白いことが起きそうなので(笑)。でも、成長率だけでいえば、業界では岡山県下トップだと思います。
枝松:一部のメンバーからはそういった反応もありました。利用者様のことを最優先に考え、労力を惜しまない姿勢はもちろん大切。ただ一方で、先立つ数字がなければ何もできないことも事実。その現実が、少しずつ伝わりつつあるんじゃないかな。
当社では数字をオープンにしていて、成果が出れば施設や設備に積極的に投資し、スタッフにもボーナスとして還元しています。「結果を出せばプラスにつながる」という信頼関係が、前向きな変化の起点かもしれません。
平(コーチ):『すごい会議』では目標を数値化して計測可能な状態にすることで、曖昧さをなくし、進捗を明確に追えるよう仕組み化します。ただ、一方的に数字を押しつけることはしません。
私が意図するのは、まず言語化して可視化し、数値化した方が「うまくいく」と感じてもらう流れをつくること。参加メンバー全員が気持ちよく前を向き、目標を達成できることを重視しています。

枝松:営業担当に新たな人材を登用したケースが、まさにそうですね。『すごい会議』を機に新たなメンバーを任命したところ、目に見えて成果が上がりました。
実は、そのメンバーが担当すると、どの施設もいい状態になるという実績があって。本人は以前から「営業に行きたい」と言っていたのに、人数の関係で僕が止めてしまっていたんです。いかに、自分に人を見る目がなかったか。
『すごい会議』を機に彼の生み出す雰囲気がチームに波及し、前向きな変化が広がっています。
枝松:メンバーの意見を聞くことは以前から大切にしてきたつもりでしたが、実際は、声の大きな人や立場が上の人の意見に流されがちで、意見を吸い上げるプロセスに偏りがあったと気づきました。
『すごい会議』では参加者全員が意見を書いて出すので、一人ひとりの考えが可視化される。毎回、彼らの背景や観点を踏まえながら意思決定していけるようになった点が変化です。
枝松:平さんは、導き方がうまい。いつの間にか僕やメンバーが自分で決めたかのように仕向けてくれるので、目標も仕事も自分ごとになる。それでいて、本筋からズレそうになると「なぜ、そう考えたのか」と、静かに問いかけてくれる。気づくと理想通りに進んでいるのが、不思議ですね。僕にとっては『すごい会議』イコール平さんです。
過去に経験した緊張感を煽るような研修とは違い、自由な雰囲気のなかで真剣に軽やかに議論できることに効果を感じています。

枝松:初回の10時間超のセッションが印象的です。みんな疲れてすぐに帰ると思ったら、そこから2〜3時間、「あの内容めっちゃよかった」「営業、こんなにやることあるじゃないか」と盛り上がっていたとか。途方もなく高い目標が目の前にあるのに、です。
思うに、「困っている人のために広げていく」というRITAの原点と、『すごい会議』の目標がつながったのだと思います。数字はあくまで手段。必要とされているから拡大する意味がある——そこへの共感がメンバーを動かしたように見えます。
結局、そこに持っていってくれた平さんがすごい、ということに尽きるかな(笑)。
枝松:一人ひとりの能力が開花し、チームとしての力が高まる。それが面白い。
当社のメンバーは、いわゆるエリートキャリアの人間ばかりではありません。福祉業界から建設業界へ転職して出戻ってきた人、看護師として働き、初めて管理職を経験している人——僕自身も高卒で公務員になり、そこから飲食業、建設業を経てこの会社に。経歴も年齢も関係ない、いわば雑草根性の集まりです。それで今これだけのチームをつくれていることが、純粋に興味深い。
メンバーには、常に「前向きな挑戦の失敗は大歓迎。すべて責任は取る」と伝えていて。失敗から学んで成長する、その体験をここでさせてあげられることが誇りでもあります。目標達成して振り返ったときに、自分たちの成長が見える。そこに向けて一緒に走れることが僕自身の喜びです。
枝松:もともと執着心がないんです。たとえ、ゼロになっても「またバイトから始めればいい」と、本気で思えてしまうから踏み出せる。
前職で副社長を務めていたとき、「なぜ、あの社長はこんなことまで考えられるのか」と不思議で。だから僕自身も「社長」を経験してみたかった。そして社長になって体験したのは、キャッシュフローから何から最終的な責任をすべて自分が握るという、重み。今年1〜2月の「自分がなんとかしなければ」という危機感は、副社長時代には体験し得なかったものでした。
経営者として大切なことを一つ挙げるとすれば、ありきたりですが「覚悟」ですね。覚悟が決まれば見えるものが変わり、出会う人も変わる。『すごい会議』を始めたのも、覚悟があってこそでした。

枝松:課題は2つ。1つは制度リスクです。国の制度改定次第で事業環境が大きく変わるため、常にアンテナを張っています。もう1つは人材。複数の施設を束ねるエリアマネージャークラスの人材は業界全体として少ないものの、拡大にはマネージャー育成が不可欠。自社で人を育てる体制をしっかり整えていきます。
展望としては、5年で売上30億円が一つの目標です。30億円で岡山県下2位、50億円でトップが見えてくる。その先は県外展開も視野に入れています。そのときに、今の『すごい会議』メンバーが部長・取締役として経営を担ってくれていたら最高ですね。
枝松:現状維持ではなく、会社を本気で伸ばしたいと思っている経営者にすすめます。組織の雰囲気がよくない、成長が伸び悩んでいる、でも「なんとかしたい」という強い意志がある——そういう方には間違いなく響くはず。
『すごい会議』のすごさは体験しないとわからない、というのが本音ですが、強いて言えば「前向きスイッチが入る」ということ。その場だけ盛り上がって忘れてしまうような研修ではなく、理念や目標と日々のやることを言語化し、行動を管理するから人が動く。スイッチを入れ続けて加速させる仕組みです。
平(コーチ):目標に合意して実行するのはメンバーの方々ですが、社長の「本気さ」を感じ取ってこそ、チームメンバーにスイッチが入る。源は社長にある、というのが僕の見立てです。
