すごい会議

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CASE STUDY すごい会議の実施例

曖昧さを明瞭に。社員一人ひとりの意思を明確に吸い上げる会議が、結果を生み出す。

三和建設株式会社

設立
1947年5月21日
資本金
1億円
従業員数
153名(グループ従業員数211名)
事業内容
建設工事・開発・環境整備他
担当コーチ
田中 哲

今までにない独特の手法なのに、すんなり受け入れられた。

「すごい会議」を導入された背景を教えてください。

森本 実は、私たちのコーチの田中さんが所属されている会社が、私どものお客さまだったんです。その会社の社長さんといろいろなお話をさせていただいている中で、「すごい会議」がとても良い、ということをお伺いしました。そこまで言うのなら一度試してみようか、と思ったことがきっかけです。

導入していただいた際の最初の印象はどうでしたか?

森本 特別に違和感のようなものは感じず、すっと受け入れることができたというのが正直な感想です。これまで私共も、会社として様々な研修会社さんの研修を受けてきましたが、「すごい会議」には独自のルールがあって、他にはない独特の手法で進んでいったため、驚いたのは事実です。しかし、私含め、社員も思いのほか素直に自然と受け入れることができました。特に、場の雰囲気づくりに関しては、他社さんとは一味違いますよね。

会議に、曖昧さはいらない。

1年間、「すごい会議」に取り組んで、どんな風に経営に影響がありましたか?

森本 一番大きく変わったのは、やはり普段の会議の進め方ではないでしょうか。「すごい会議」から学んだ手法を、今も引き続き取り入れています。もちろん、まだ完璧というわけにはいきませんが、徐々に会社全体で変わってきていると思っています。

田中 そう言っていただけるのは、私としてもとても嬉しいです。どのような部分を取り入れているのでしょうか?

森本 まず、「結論から言う」「質問にYes/Noで答える」「質問に端的に答える」ということは徹底しています。もともと私自身も、長々と話すのではなく、要件を簡潔に回答するべきだという考えを持っていたこともあり、この部分に関しては、かなり浸透してきた印象です。

他にも、「質問をしていながら、実は質問ではないものがある」という考え方は、弊社の会議を大きく変えてくれたと思っています。これは、何か言いたいことがあるけれど、主張しにくいから質問という体裁を取って自分の意見を言おうとしているということなんですよね。今から話そうとしていることが、質問なのか提案なのかの立場をはっきりさせるというところは、全体的に際立つようになってきています。数字でしっかりと裏付けるなどもそうですよね。「すごい会議」の手法を普段から取り入れることで、一人ひとりの発言から曖昧さが排除され、感覚的でなく、論理的で有意義な会議の時間になっています。

感覚的な満足感に甘えず、本質を捉えることでできた急成長。

この1年間でKPIを明確に設定しましたが、一番数字としてのインパクトを受けた領域はどこでしょうか?

森本 おかげさまで様々な分野で大きな改善が見られているのですが、特に「受注」に関しては堅調です。最も結果が出ているのではないでしょうか。

営業活動のスタイルややり方が、どのように変わったからなのでしょうか?

森本 これは営業という仕事全体に言えることかもしれませんが、感覚的な「やった感」を出しにくくなったということはかなり大きいことだと思っています。というのも、「頑張った」を評価軸におかず、きちんと動いていることを数値化して追いかけていくようになったからです。今、案件をいくつ持っているのか?何件の提携先にアプローチしているのか?結果はどうなったのか?を数字として出すようになりました。そしてそれを、チーム内にとどめずに、会社全体でオフィシャルの数字として共有するようになりました。こうすることで、「なんとなくやっていた営業活動」が数字を追いかけるものになり、圧倒的な引き合いが生まれました。

森本 さらに言うと、受注後、作り込んでいくフェーズに入ったときのレギュレーションを明確にしたことで、全員が足並みを揃えて手順を守ようになったことも影響を与えていると言えます。これまで、着工するまでの準備を個人に任せてマンパワーでやっていたところが、いつまでに何%終わらせるのか?など、数値をもとにした体制を整えることで、曖昧さがなくなり、見える化するようになりました。「すごい会議」を導入することで、会議における文化ももちろんですが、仕事のプロセスにおける仕組みづくりや体制づくりにも変化が生まれていると言えます。また、それに伴って、社員一人ひとりが、業務において仕組み化をしていくという意識をしだしたのではないかと思っています。

「すごい会議」を、自分たちでやるということ。

今、社内コーチがいらっしゃるとお伺いしましたが、内部にコーチをおこうと思ったきっかけがあれば教えてください。

森本 もちろん、田中さんがいてくれれば一番良いんですけどね(笑)。社内でもファシリテーターのポジションを置くことで、会議中でも質問に回答していなかったり、要求事項を満たしていなかったりする曖昧な返事や記入にツッコミを入れる担当ができて、重要性は感じています。もちろん、まだまだ田中さんには遠く及びませんが(笑)。

現在、社内コーチはどのような会議をファシリテートしているのでしょうか?

森本 今、社内で「すごい会議」のやり方と全く同じレギュレーションに沿ってやっているのは、週に一度のグループリーダー以上の管理職が20人ほど集まって仕事のプロセスをチェックしている会議と、月一回のワンデイ会議です。実は、社内でも「すごい会議」と名付けて行っています(笑)。戦略的フォーカスの唱和から始まって、最後のクロージングに至るまで、田中さんにやっていただいたことをそのまま再現しています。

今後、社内コーチに期待することはなんでしょうか。

森本 ファシリテーターとして社内コーチが会議に入っているときは、田中さんがいてくださっていた頃のようにうまくいくのですが、やはりいなければカオスになるというのは正直な現状です。最終的には、社内コーチがいなくても会議に一定のクオリティが生まれるようにしていきたいですね。いつでも効率的で端的に物事が進んでいる状況まで持っていきたいと思っています。

結果を本気で出しに来てくれたから。

1年間「すごい会議」を導入されてみて、どのような会社に向いている仕組みだと思われますか?

森本 一番当てはまるのは、PDCAのサイクルが短い業態の会社だと思っています。日販で、日々売り上げが出てくるような商社さんや小売店さん、サービス業などは効果が出やすいのではないでしょうか。私どものようなロングスパンで成果を生み出す会社にも、もちろんポジティブな影響はあるのですが、毎日の数字を追っているところが、一番効果が出るはずです。

今後、田中コーチに期待することはなんでしょうか。

森本 田中さんの切れ味の鋭い容赦ないツッコミは、これからも磨きをかけてほしいと思っています(笑)。変に空気を読んで忖度したりせずに、意見を一刀両断されるのは、厳しいと感じる方もいるかもしれませんが、それが本質的なことなので。田中さんには非常に信頼をおいていて、今後もたくさんの会社さんを良い方向に向かわせていくのだろうなと楽しみです。

めざしているのは、売り上げではなく価値の向上。

10年先を見据えて、どのような会社にしていきたいとお考えでしょうか。

森本 会社全体を通して、付加価値を上げていきたいと考えています。新しい顧客を獲得して、とにかく売り上げを伸ばしていくというような、売り上げ主義の会社にしたいとは思っていません。売り上げに関しては一緒でも良いくらい。ただ、横ばいというのは、後退と同じだと思っているので、徐々に増やしていきたいとは思っていますが、それよりも一件一件きちんとお客さまから選ばれ、向き合い、丁寧に作り込み、形にしていく会社にしていきたいです。そして結果として、社員一人あたりの利益率を上げていくことにつなげたいと思っています。

ありがとうございました。

田中 哲 たなか さとし

株式会社フラムブルー

「奇跡が起きた!」あるクライアントからの言葉です。
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