すごい会議

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CASE STUDY すごい会議の実施例

スピードはパワーだ

NECソリューションイノベータ株式会社

設立
1975年
資本金
8,668百万円
従業員数
12,321名
事業内容
システムインテグレーション事業、サービス事業、基盤ソフトウェア開発事業、機器販売
担当コーチ
尾崎 理恵

新たなフェーズに向かって、どのように自ら変化するか問われていた

すごい会議を導入する際に抱えていた課題を教えてください。

当時は、ある分野のビジネスの構造を根本的に見直さないといけない時期にきていました。小手先で改善していくというよりも、戦略全体の見直しからスタートしていくべきだと思っていましたので、そのためには、これまで既に明確になっている課題と、関係部署の責任者が現場で捉えている課題や意識との整合性を持たせる必要がありました。ですので、どこかで膝をつきあわせ、議論をした上で、ベクトルをあわせる必要がありましたね。

根本的に構造を変えなければいけないと思われた背景には、何がありましたか。

会社の歴史の中で、そのビジネス自体が、ある種の制度疲労といいますか、このやり方では限界があるのではないかと見ていました。もちろん、一定の成果は出していましたし、うまくいっていることも多くありました。しかし、過去のレールの延長で、目の前の問題に対する小手先の改善だけを重ねていっても、経営層が期待するような大きな成果にはつながらない、もっと抜本的な改革が必要だと、みんな感じていました。ただ、大きな変革になるだけに、なかなかそこに一歩踏み出せずにいました。

短時間での合意形成、すごい会議の思考とプロセスは、すごい効果的だった

セッションを実施して、どんな成果がありましたか。

かなり生産性が高かったですね。膨大なアウトプットが手に入りました。事務局が議事録をとっていましたので、後で改めて見てみると、期待以上のボリュームに驚きましたね。従来のやり方だったら三ヶ月位かかる議論と意思決定が、二日間で出来たのですから。そういう意味で、すごい会議の思考とプロセスには価値があると思った次第です。

具体的にどんなところが効果的でしたか。

まず、参加者全員が自身の主張を紙に書いてから、順番に発言する、ということ。言われてみれば当たり前ですが、そうすることによって、全員に発言の機会がありますよね。誰かが取り残されるとか、一部の強力な意見だけに引っ張られることがなく、全員が自身の意見や主張を出し切れた感覚がありました。

また、意思決定のグランドルールを合意した上で、議論が進めていくのも効果的でした。ある施策やアイデアに、全員が合意できなかった時、どうやって組織としてやることを合意するのか、最終意思決定者は誰なのか、これについて改めてフォーマルに皆で合意した上で、一つ一つ決定されていくと、議論が同じところで空回りすることなく、短時間で合意形成ができるわけです。これは、健全な経営マネジメントを実現する上で、大いに価値があることでしょう。

セッションの後、経営トップに対して成功のシナリオをシェアする機会がありましたが、期日入りの具体的なアクションが明確に提示できましたので、クイックにプロジェクトが前進していきましたし、参加者のモチベーションも上がっていることも感じることができました。

結果的に、チーム全体の心理的安全性がうまれた

その後、皆さんの行動や態度に、どんな成長や進化が見られましたか。

目的と目標、目指す姿を合意した上で、議論が進んでいきましたので、それを土台に、全員が以前よりも積極的に発言、主張ができるようになりましたね。会議の進行プロセスが変わることで、心理的安全性が高くなりました。

ちなみに、今でも「ヨッ!」っていう承認の掛け声は自然に出てくる時がありますね。(笑)

「提案があります」「リクエストがあります」という言い方を、会議のコミュニケーションルールの一つとして、継続して使っているチームもあり、日々の業務の中で、クイックにアウトプットを出す一つのプロセスとしてインストールをして、大いに活用しているメンバーも多々いると想像します。

私のようなコーチという存在について、どのように思われますか。

ちょっと不躾な言い方ですけれども、非常に有用だったと思います。新しいことを始める時は、抵抗感みたいなものが必ずあるものですが、すごい会議に対しては、みんな最初から「このやり方に一旦身を委ねてみよう!」という感じで、スッと入れましたね。それは尾崎さんの腕とパーソナリティーがあったからだと思っています。きっとすごい会議の手法だけを持ち込まれてもきっとうまくいかなかったでしょう。最初は皆、少々疑心を持ちながら会議室に集合しましたが、そもそもの目的とこれまでの事例をシェアされたことで、「これは面白いぞ、一旦素直に乗ってみるか!」という意識になれました。

入り口は、多少無理やりな動機設定であったとしても、もたらした成果は大きいですね。

尾崎さんだからこそできる場の設定と、ファシリテーション、コーチングが随所にありましたので、尾崎さんにオファーしてよかったと思っています。

中村さんご自身が意思決定者の1人でいらっしゃいましたが、意識していたこと、もしくは何か意図したことはありますか?

このような機会に、本質的な議論や、重い課題を全部洗い出せなければ、組織の進化は起こりにくいと思っていましたので、「皆の中に溜まっているものはないか」「遠慮して言えていないものはないか」と常に気を配っていました。当然ながら、私自身が、課題を出し切っているかどうかということは、自分に問いかけていましたね。本質的な議論になっているかどうかについて、常に意識していました。

今後について、プロジェクトや彼らへの期待を教えてください。

市場が目まぐるしく変化していく中で、当然ながら、会社の方針や戦略も今どんどん変わってきています。我々のビジネスをどう位置づけるか、課題を明確におさえ、振り返りながら前を見据え、小さくてもいいので常にイノベーションを起こしながら、ビジネスを前進させ続けてほしいと、期待しています。

尾崎 理恵 おざき りえ

株式会社スリーマインド

株式会社スリーマインド
覚悟して挑戦し続ければ進化が起こると、私は信じています。全てのチームと人には無限の可能性があるということを起点に、チームの潜在能力を引き出し、永続的な事業繁栄のための問題解決の場を提供します。




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