株式会社いきなりすごい会議
宮城県仙台市出身。
大学在学中にすごい会議に出会う。
組織として本当に解決したい問題をテーブルに上げ、チームとして解決する場を提供します。
目標をつくらなければ起きなかったことの実現可能性を最大化させます。
村田:京都の経営者会で鈴木さんのセミナーを聞いたことがきっかけです。僕が尊敬する経営者の方が「すごい会議」を導入されていたことと、鈴木さんのこれまでの実績に魅力を感じました。
課題は、拡大に向けた組織づくりと事業承継を見据えた安定的な売上利益の構築。今はまだ大きな問題はなくとも、このまま僕一人のマンパワーで進んでいては、僕が止まれば会社の成長も止まってしまう。部門の責任者たちに、「自分たちが会社を引っ張る」という意識を持ってほしかった。
僕がいくら伝えても変化の起きない状況を見て、「外部の専門家に入ってもらうべきだ」と、導入を決めました。
村田:会社の規模がある程度拡大した10年前からトップダウンで進み続けるリスクを感じていました。以来、知人に相談したり、自分なりに組織を変えてみたりと、社員に自主的に動いてもらおうと試行錯誤してきたものの、日々の仕事はルーティン化していて簡単には変わらない。
「問題は見えているのに、僕には解決する力がないのか」と、諦めかけていたところで「すごい会議」と出会い、潮目が変わりました。
村田:社員の意識が大きく変わりました。以前は、僕が指示してもなかなか事が進まなかったのが、「これくらいの期間でこの方法でやります」と、期日を決めて提案、行動してくれるようになった。
僕が思うに、変化の源は責任感です。部門のリーダーとして「すごい会議」に参加することで、「自分がしっかりして部下に波及させなければ」と、意識が高まり、自分たちで目標を決めたことで達成へのコミットが生まれた。仲間と目標を共有し、知恵を出し合って達成を目指すこともポイントです。
僕が答えを言うのでなく、社員の考えを「引き出す」ことで生まれる変化を体験しました。
村田:例えば、「すごい会議」への参加と同時に最年少で部長に昇進した20代の会議メンバーは、会議を経るごとに発する言葉がグレードアップしています。あれは、日々、会社のことを真剣に考えていないと出ない発言。年上の職長をリードしてうまくマネジメントをする姿に、急成長を感じます。
また、その様子に仲間や部下も刺激を受け周囲の士気も高り、いい流れが伝播しています。
鈴木(コーチ):20代の部長が「どうすれば全社目標を達成できるかと考えるようになった」と、発言する姿が印象的でした。本来、現場のリーダーは現場の目標に責任を持つことが主な役割ですが、さらに一段上の全社視点で成果と対峙していることが素晴らしい。
「もっとこうしたらいいのに」という、想いがあるだけでなく、「それをどう形にするか」と、実行に落とし込めるようになったことが最大の変化です。
村田:「すごい会議」に参加しないメンバーの意識にも変化を起こそうと、会議メンバーがコーチ役となって彼ら発信で部署別の「すごい会議」ミニ版を始めました。
「自分たちがレベルアップする以外に、会社を成長させる方法はない」と、アクセルがかかったんじゃないかな。その姿に現場メンバーも触発され、「若手が頑張っているのにやらないわけにはいかない」と、いい意味で巻き込まれている。
リーダーシップを発揮するメンバーが現れたことがうれしいですね。
鈴木(コーチ):成長に向けて会社が意図的に会議を推進することはあっても、完全なメンバー発信で行動を起こし、それを継続できるチームは多くはありません。今のあり方が文化として根付けば組織としての基礎体力は必ず上がる。今後の成長が楽しみです。
村田:以前は、仕事のほとんどを僕一人で取ってくるような状態でしたが、「すごい会議」で組織体制を整えた結果、僕個人の営業活動は、ほぼ必要なくなりました。
もちろん、ある程度は意見しますが、そのアドバイスを聞く社員の姿勢も実践力も段違いに上がり、僕が動かなくても組織として売り上げを立てられる状態をつくれたことが最大の変化です。
村田:「全社営業に変える」と「すごい会議」で明確に意思決定しました。営業担当はもちろん、生産の人間も現場で施工する職長も、全員が営業する。これまでも「その意識で行動してほしい」と、伝えてはいたものの、営業活動が自分にどんなメリットをもたらすのか、自分ゴトとして思い至らないことで腰が重かったんじゃないかな。
そこを明文化して正式に役割分担し、数字を意識し始めた結果、「全社営業する」というコミットメントが生まれた。営業担当を中心に全社の協力体制を構築できました。
村田:僕が60歳を迎える段階で息子にある程度任せる状態をつくり、65歳で完全に移譲するのが理想です。現在は、コーチと息子と3人で中期経営計画について会話する時間を設け、経営の視点や考えを共有しています。
承継は、ここから本格的に動かしていきたい課題。具体的に何をどう進めるか、「すごい会議」で問題を棚卸ししながら計画を進めます。
村田:これまで引き出せていなかった社員の能力を垣間見て、全社員がそれぞれに素晴らしい力を持っていると再実感させてもらいました。
経営者である僕が懸命に働くのは当然でも、雇われる社員は役割以上に働きたいわけがない。でも、そこを自主的に「やろう」と、動いてくれるパワフルな変化と喜びを体験しています。
社長だからといって僕が特段優れているわけではなく、個人の力を引き出し掛け算ができてこそ組織は伸びる。「もっと変われる」という、可能性を感じています。
村田:「すごい会議」は、1年でやめてしまっては絶対にマズい、というのが正直な印象です。子供のしつけと一緒で、定着するまで最低でも3年は続ける必要がある。
課題が山積みな上に、今ですら、月に一度の「すごい会議」があって初めて原点の目標に立ち返れている状態なので、会議をやめれば、忙しさにかまけて失速してしまう。今だって、会議の数日前に焦り始めるんです(笑)。続ける以外の選択肢はありません。
村田:10年以上、あの手この手を試しても変わらなかった社員の行動が、導入からたった3カ月で変わり始めた。彼らに漂う緊張感や「やらなければ」という雰囲気に、数年は続けるべきだと感じました。
そもそも、当社のような職人集団は建設現場の仕事にベストを尽くすことが「仕事」であって、自社の売上利益を意識する文化はないんです。だからこそ、導入当初は「やらされている」感覚もあったと思いますが、今となっては彼ら自身に「やる」という積極的な意志がある。
今までとは180度違う文化に馴染み始めたからこそ、定着するまで継続すべきです。
村田:「どうすればできるか」という問題解決の思考や行動を引き出してくれる存在であり、鈴木さん自身が「すごい人」であることが僕たちの刺激になっています。
自分の能力を最大化して20代から実績を上げ、将来を見通して自己を成長させ続けている彼だからこそコーチングに説得力がある。「鈴木さんを目標に頑張らねば」と、思わせてくれる人物です。
村田:僕が想像し得る「こうなってほしい」という着地点をすでに超えているので、120%ですね。今後は、今の活動が売上利益の成果につながり「この会社に入社したい」と、思ってもらえる会社になれば満足度は200%。
人材は会社のかなめであり、どの業界も人手不足の今、「すごい会議」で人材採用のプロジェクトも開始しました。今後に期待しています。
村田:5年後、10年後を見据えたときに、いかにこの「すごい会議」を自社に定着させ、当たり前に継続していけるか。慣れも出てくるであろうなかで、どう緊張感を保てるか。
例えば、4、5年目はコーチの助けを借りずに自社で「すごい会議」を自走しながら、コーチにはカンフル剤として定期的に刺激してもらうのもいいかもしれません。身内だけでは基準が甘くなり、視野が偏る可能性もある。何らかの形でコーチのサポートは必要です。
この会議を長期スパンで使いこなす仕組みを一緒に考えていきたいですね。
村田:僕は「すごい会議」が楽しみなんです。鈴木コーチに誘導されてアドレナリンが出るのか、会議が終わる頃には全員が活性化しています。宿題はたっぷり出るので楽ではないものの、僕がやりたいと思うことをすべて前進させていけるので、非常に楽しい時間です。
自分が変われば周囲の人間も変わり、成果が上がれば評価や給与として還元される。その域に達すれば別の面白みも味わえるはずなので、成果につなげるサイクルを生みだします。
村田:売上利益の拡大を求めるときはもちろん、人材採用など、個別のプロジェクトとして活用するのもいいですね。例えば、新工場を建設中なので、その問題解決に活用するのもいいですし、別会社化を考えている件を推進するにも効果がありそうです。
「すごい会議」は、会社を成長させたくて苦しみもがいている経営者に、おすすめします。どれだけ懸命に励んでも力点がズレていては結果は出ない。そこを、実践的にかつ効果的に現場課題を解決して希望に行き着く仕組みです。
まずは、当社が目標を達成した上で「うちはこう成長した」と、伝えられるよう成果を上げます。
村田:期日が多少後ろにずれたとしても、「すごい会議」で立てた売り上げ目標を必ず達成して経営の安定感を高めます。
その上で目指すのは鉄筋専門業No.1という目標です。求めるのは、一時的な売上利益ではなく30年、40年と生き残り続ける組織づくり。戦略的に組織と事業を強化していきます。
宮城県仙台市出身。
大学在学中にすごい会議に出会う。
組織として本当に解決したい問題をテーブルに上げ、チームとして解決する場を提供します。
目標をつくらなければ起きなかったことの実現可能性を最大化させます。