導入後、最初に感じた変化はなんでしたか。
三浦:初回のセッションで年間の売上目標を決めたときのこと。私の提示した数字に対して、あるメンバーが「もっと上を目指しましょう」と、言いだしたんです。
以前は、私一人だけがやる気で「やらされ感」の漂う組織だったのに。リップサービスだとしても、何かが変わったような手応えを感じました。
達成できるかはともかく、上を目指さなければその道は開けない。目標に向かう意識が芽生え、私以外のメンバーが動き出したことがうれしい変化でした。

これまでに、どのような変化が生まれましたか。
三浦:劇的な売り上げ増にはまだ至っていないものの、それ以上に組織の「質」が本質的に変わりました。
以前は、個人の役割が曖昧で他責的な雰囲気があったのが、今では、一人ひとりが自分の業務に「100%」の責任を持ち、期限を明確にして動くのが当たり前になった。
『すごい会議』を通して「誰が、何を、いつまでにやるか」が明確になったことで、実行力ある人材がより主体的に活躍し、責任を負いたくない人材は自然と離脱。結果として、組織の風通しがよくなり、推進力も高まりました。
定量的な数値には、どのような変化が生まれていますか。
三浦:私たちのビジネスでは「掲載商品数」と「顧客数」が、売上につながる重要な指標。特に、この数カ月で「商品数」が順調に伸びているのが大きな変化です。
これまで最大の課題だった推進力は、全社の月間営業量が導入前の375%まで跳ね上がり、この調子でいくと、売上利益などの数字も飛躍的に伸びることは間違いありません。
印象に残る人材成長があれば教えてください。
三浦:長く勤めてくれている女性社員の成長が目覚ましいですね。自ら商談の場をつくり、新商品を次々に開拓してくれています。
魅力的な商品を集めることは当社の価値の源泉になる。もともと責任感の強いメンバーが『すごい会議』で経営視点を持ったことで、「会社の成長のために、自分がこの領域を担う」と、当事者意識を一層強めてくれた。
「会社をもっとよくしたい」という熱量のある人材が、会社への自分の「貢献ポイント」をつかみ、行動に力が入ったのだと思います。彼女たちの前向きな存在に、助けられています。
