株式会社すごい組織
働く人々に活力が漲れば自ずと会社は成長する。そう信じて企業のエネルギーの源になり、これまでにない成長を生み出しています。
石田:理由はシンプルで、「会社を成長させたい」。それに尽きます。ただ、これまで経営について体系立ったものを学んだことがなくて。社員数10名程度まではなんとかなっていたものの、15名を超えたあたりから管理が行き届かないことで問題が出てきたんです。次のステージにいくために経営を基礎から学び、組織を底上げする必要がありました。
とはいえ、僕は建設業界特有の「気合いと根性」の文化が嫌いで(笑)。過去の延長や業界の常識にとらわれない方法で会社を伸ばすために、他業界の友人を介して『すごい会議』に行き着きました。
石田:自分のダメさを思い知りましたね。数字を追いかけても途中でグダグダになる。目標を立てても、やり切れない。薄々わかっていた自分の至らなさを、正面から突きつけられた感覚です。『すごい会議』は俺のためにあるんじゃないか、と思うほど(笑)。でも不思議と、コーチの厳しい指摘も、キツいというより気持ちよさを感じました。
実は、トライアルの前から「導入しよう」とは決めていたんです。始めれば、何かが変わることは確かですから。その上で、トライアルで会社と自分の弱点が露呈し、やるしかない、と腹が決まりました。
石田:第一印象は、「ずいぶん強気な人だな」と。でも、それだけ自信があるなら結果も出るはずだと、逆に信頼できた。しかも平さんは僕と同い年。「負けてらんねぇな」と火がつきました。
平(コーチ):石田さんの覚悟を感じたのは、トライアルの実施前です。社内に会議室がなかったので「窓のある部屋を」とお願いすると、ご自身で壁をくり抜いて会議室をつくってしまった(笑)。開始前に届いた写真を見て、その心意気に本気を感じましたね。

石田:明らかに変わりましたね。わかりやすいのは、会議です。以前はまるで、酒のない居酒屋。みんなで愚痴や文句を言い合い、何も決まらないままダラダラと時間だけが過ぎ、リーダーが集まっても「経営会議」としては全く機能していない状態でした。
それが今は『すごい会議』の型に沿って進み、「いつまでにやりますか」というフレーズが自然と出てくる。会話は短く、要点も明確になり、社員が会社のことを「自分ごと」としてとらえてくれている手応えもあります。
もうひとつ、全員が数字を意識するようになったことも大きな変化です。僕が質問すると、具体的な数字が返ってくる。以前は、まったくなかった習慣です。
石田:この規模で成長が止まっている会社の多くは、「どうすればよくなるか」を薄々わかっていながら、やっていない状態だと思うんです。でも『すごい会議』は、そこを「やるしかない」状況にしてくれる。型があって、コーチがいますから。
平さんは「で、どうしますか?」と突っ込んでくるし、進捗が遅れていると表情が変わる(笑)。僕は自分に甘いところがあるので、コーチというお目付役の存在に助けられています。
石田:当社の社員は建設業界ひと筋の人間が多く、『すごい会議』のようなフレームワークには触れたことがない。しかも、「会議ってなに?」という次元からのスタート。
それが次第に「そういうことか」と、意図を理解し始めた。特に効いたのは、「指摘ではなく、提案する」手法です。ただの愚痴でもなく、ダメ出しでもなく、「こうしたらうまくいく」「もっとよくなる」と、前に進む会話が生まれ始めています。
平(コーチ):僕の印象では、みなさんが数字を見て会話するようになったことが最大の変化です。工場の責任者が数字を意識することで、現場の方々にも自然とその観点が広がり、生産性が上がっている。最初は発言しなかった方の口数が増えてきたことも、うれしい変化です。

石田:工場の生産高は、平均で30%以上改善しました。商談数や契約数も明らかに増えていて、『すごい会議』を始めていなければ間違いなく生まれなかった変化です。
特に営業は変わりましたね。以前は個人のコミュニケーション力頼みで、セールスのやり方も人によってばらばら。何かを変えたくても、どうすればいいのかわからない状態でした。そこに平さんから方法論としての提案をもらい、目に見えて違いが出てきています。
石田:会議で出てくる意見に「意外とやるな」と感じたり、自分から動くリーダー人材が出てきたり、これまで見えなかった一面が見えています。結局、僕が彼らの力を引き出せていなかったということ。だからこそ僕自身がもっと前に進み、社員の才能を今以上に発掘していきます。
石田:即答で100%です。売上の数字に表れるにはもう少し時間がかかるものの、この1年で会社の地力は明らかに上がりました。
売上で見れば前年比110%程度ですが、業界的に今は厳しい時期。社会情勢の影響による下振れや大型物件への偏りで、波が出やすくなっているタイミングです。それでも伸びていること、何より地力の成長実感がある。来年、再来年には数字も跳ねるはず。
『すごい会議』に参加していないメンバーにまで、影響が出始めているのも面白いですね。平さんが直接はかかわっていない工場の会議でも、「いつまでにやります」という言葉が自然と出るようになった。確実に、会議の効果が波及しています。

石田:自分のダメなところ、目を背けてきた部分と、しっかり向き合えている実感があります。ダメな部分が見えるほど「もっとイケる」と、その先の成長を予感してうれしくなるんです。
自分だけでは甘くなりがちなところを、”第三者の目”が締めてくれる。だから僕は、厳しい人に周りにいてほしい。自分が変われば会社も変わる——結局、自分次第ですね。
平(コーチ):石田さんはとにかく素直さが素晴らしい。やる・やらないはタイミングもありますが、フィードバックをまず受け止める。その姿勢がメンバーにも伝わるからこそ、みなさんが変化しているのだと思います。
また、石田さんの場を明るくするユーモアは、営業でも間違いなく大きな武器。もっと前面に出していきましょう。課題はひとつ、「やり切る」こと。引き続きサポートしていきます。
石田:「指摘ではなく、提案」と、「”事実”と”解釈”を分けること」ですね。あと、どんな議論も問題解決も、可能な限り愉快にやること。
僕自身、厳しく怒鳴られながら育てられた世代で、自然と同じやり方を部下にもしていました。でも今は「明るくポジティブ」一択。その方がはるかに効果的だとわかったので、意識して続けています。できない日もありますが(笑)。
石田:「失敗していい」ということ。日本人は「失敗してはいけない」という考えが強く、やる前にあれこれ考えて結局やらないパターンも多いようにも感じます。でも僕は、とにかくやってから答え合わせをするタイプ。
社員にも「失敗したら、そのとき考えればいい」と伝えています。『すごい会議』も、結果にかかわらず、とにかく「やる」仕組み。まず行動、実践していきます。

石田:まずは2030年までに、売上20億円。神奈川No.1を獲るための目標です。当初は5年計画でしたが、3年に前倒ししました。とはいえ、神奈川は”予選”のようなもの。そこから先は東京に出て勝負します。
そのための課題は、まずリーダーの育成。僕自身がもうひとつ上のステージへ行き、今の僕くらいの人間を4〜5人つくる。ピラミッド式に下を育てていけば、20億円規模の組織が見えるはず。
同時に、採用も強化していきます。といっても、数を集めるのではなく、待遇を上げて「入りたくなる会社」にした上で、入り口はむしろ絞る。いい人材が集まる循環をつくり、競争力を高めていきます。
石田:50億、100億、1000億企業の経営者など、今の自分では到底勝てないような、段違いのフェーズにいる方々から刺激をもらう機会があるとうれしいですね。こてんぱんに打ちのめされた上で、その上を目指したい。試合で超強豪校に当たって、自分たちの弱さを思い知るような経験をしてこそ先の成長が見える。基礎体力を上げていく場を求めています。

石田:若い経営者、それも常識にとらわれない、多少ぶっ飛んだくらいの人が合うんじゃないかな。安くない投資をして、全体重を乗せられる人がいい。
ある意味、僕自身もその一人。この業界では「年に1〜2億円ずつ着実に成長するのがいい」と言われますが、「それだと100年頑張っても200億円しかいかないじゃん」と思ってしまう。この1年、「普通」ではない目標を立てたからこそ見えたものが、確かにあります。
タイミングは、次のステージに行くときがいいと思います。車で言えば、回転数が上がりきって頭打ちが来た瞬間に、ギアを一段上げるイメージ。伸び悩んで「自分には無理かもしれない」と諦めたくなるときほど、効く。当社も、諦めてはいないけれど、くすぶっていた時期でしたから。
石田:「すぐにやる」「やり切る」ために背中を押してくれる仕組みです。理屈をこねてやらないのではなく、まずやる——そのスイッチが入る。
導入して僕が何よりうれしかったのは、何かしら言い訳をしてやらずにいた自分と向き合い、ふたをしていた部分をこじ開けられたこと。すべての源は、自分です。
