すごい会議で解決したい課題はなんでしたか?
浜田:後継者の育成が緊急課題になってい たタイミングで「すごい会議」に出会いま した。
東京支店を担当していた役員が、高齢のご 両親の介護という事情で辞めなければな らなくなりました。彼の後継者を、1 年半 以内に育てる必要がでてきたのです。
その役員と「すごい会議」を導入するかどうか話し合いました。最終的に、吉とでるか凶とでるか、わからないけれども入れて みようと決断したのです。そして有望な若手数名を「すごい会議」に参加させました。今、彼らの様子をみ ると導入して良かったと思います。
久保田:全体の営業目標は結果的に達成しませんでしたが、その彼らがいなかったら、今回の数値も到達し なかったと思います。特に一人は、普段とてもクールな感じであるにもかかわらず、目標達成に向けてがむ しゃらに仕事をしていました。その雰囲気が周りに伝わったのではないでしょうか。あいつがやるなら、自 分もがんばろうというムードに盛り上がったようです。
浜田:順調な一方、この良い雰囲気を一過性で終わらせては惜しいと感じ、定着させたいと考えました。そ こで、すごい会議の社内コーチ道場に、男性と女性を 1 名ずつ参加させ、社内コーチを育成しています。着実に育ってきていますね。
社員から
「正直、最初は何か面倒臭いことをやらされる、という印象でした。しかし会議に参加すると、設定した 目標通りに実現したらすごいことになる、と可能性を感じました。社内コーチ研修を受けるようになって からはさらに仕事が加速し「具体的に何ですか?」が口癖。私自身が大変面倒臭い人に変わりました(笑)。 今後は社内の若手が早くこの考えを使えるように伝えていきます」(執行役員)
「一過性ではなく、すごい会議を長期的に活用するには、喜び、楽しみ、ブレイクスルー体験を増やして いくしかないと思います。すごい会議のおかげで新人の成果が上がりました。ただし、彼らの解決策の多 くは、訪問回数増、毎日残業、などの根性論に偏りがちなので、2 年目はもっと楽しく効果的にすごい会 議ができるように工夫をしていきます」(東京支店長)