今後のヴィジョンを教えていただけますか?
近藤:会社として公表している数字より、かなり高い数字を目標にしています。
私は 20 代の時、世の中には三つの会社があると考えました。一つ目は、社会に無くてもいい会社。 これはつぶれていきます。二つ目は、あったら便利な会社。三つ目は社会にとって、なくてはなら ない会社。ネクシィーズは「ブロードバンドを安く利用できる」便利な会社になりました。次は、 「エネルギー環境事業」を軸に地球に貢献する「社会に必要不可欠な会社」を目指していきます。
夢に近づいているのですね。
近藤:もう少し具体的にいうと、私が命がけでやっていきたい事業が三つあります。
一つ目は地球貢献。先ほどから話しているエネルギー関連です。LED のレンタル事業は、節電に効 果がある上、利用者側の負担が少ないことから、あっという間に1万5千件以上の飲食店や宿泊施 設などが導入しています。
二つ目は電子広告メディア事業です。電子雑誌の出版社が上場 したのはブランジスタが初です。電子化が進む中で、リーディ ングカンパニーとしてメディア革命を起こします。
三つ目に力を入れているのは起業家育成です。パッションリー ダーズという経営者 3000 名以上、日本一の規模を誇る団体を 運営しています。理事や特別顧問に名を連ねるスター経営者に 加え、会員企業が講師となって起業家を育成する「パッション リーダーズアントレプレナー」という組織を作りました。日本 の起業率は 3.9%ですが、すでに当会は 18%を超え、目標は起 業率 50%を目指したいと考えています。