すごい会議

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CASE STUDY すごい会議の実施例

「やる!」と決断する力を身につけてトライ&エラーで引く手あまたの企業に急成長

株式会社セイセイサーバー

設立
資本金
従業員数
事業内容
設備保守管理業務
担当コーチ
富永 浩義

「ホントにすごい成果が出る」と先輩経営者たちが絶賛
“運命”を変えた「やるか、やらないか」思考

どのようなきっかけで「すごい会議」と富永コーチのことを知ったのでしょうか?

尊敬している地元の経営者のみなさんが、こぞって富永さんのコーチを受けていて、口をそろえて「『すごい会議』で本当に“すごい”成果が出ている。数字上も業績が伸びている」とおっしゃるので、どんな内容か気になっていました。特に、“お姉さん”と呼び慕っている、山﨑伊佐子社長(フジ物産株式会社)から、「チームで問題解決しながら目標を達成する」と聞いて、一度富永さんに会ってみようと思ったんです。

ちょうど社長に就任される直前のタイミングで導入されたと伺いました。

そうです。2016年当時、社長だった父と一緒に富永さんからお話を聞いて、父が即決しました。当社はビルの清掃や設備管理といったビルメンテナンス業務を行う会社として、創業55年を迎え、従業員数は約400人になります。祖父が創業し、父が2代目を務め、2017年に3代目の私が引き継ぎました。

父は「すごい会議」を導入することによって、スムーズに世代交代をしたいと考えていたようです。

実は、私は元々勤め人で会社を継ぐつもりはなかったんですね。ところが6年前に父から声を掛けられ、困っているのが見て取れたので「私がなんとかしなきゃ」と覚悟を決めて入社しました。継ぐことにためらいはなかったものの大きな責任を感じていましたので、父には「富永さんを娘の相談役に」という思いもあったのかもしれません。

富永コーチの最初の第一印象は?

「運命の人だ」と直感しました(笑)。私は、必要な時に必要な人と出会うものだと考えていて、富永さんもちょうど必要なタイミングで目の前に現れてくれたので、「運命の人」なんですよ。最初にお話ししたときに、弊社の理念に共感して大事にしてくださる方だと分かって……そこが一番の決め手でした。

私たちが大切にしているのは「利他の心」です。本業だけではなく社会貢献にも力を入れており、父の代では、弱い立場にある障害者のみなさんが社会に出るためのお手伝いをするハートランド(就労移行支援事業所)を開設し、祖父の代では、高齢者が元気に働くためのNPO法人、セイセイ生き生きクラブを始めました。私自身は、地元で長く仕事をさせてもらっているので、これから地域に貢献したいと考えています。

祖父の代からずっと社員や社会のことを一番に考えていたからこそ、細く長く続けてくることができました。富永さんはその核となる理念を分かってくれる。そこにビビッ!ときたんです(笑)。

他には、富永さんが最初に「『できるか、できないか』ではなく、『やるか、やらないか』だ」とおっしゃったことをよく覚えていて、3年たった今でも「本当にその通りだったな」と実感しています。何かに迷ったとき、すぐに「やるか、やらないか」と考え、素早く決断できるようになりました。

 

十八番の業務改善力をさらにアップデート
新規依頼が相次ぎ、今の課題は「手一杯で引き受けられない」こと

どのような課題を解決するために「すごい会議」に取り組まれたのでしょうか。導入後の変化や印象的なエピソードとあわせて教えていただけますか?

「すごい会議」は一般社員社員と管理職をあわせた8名でスタートし、今は経営陣と幹部候補生で経営者セッションに取り組んでいます。でも実は、当初は課題や問題点が明らかではなく、何も分からないまま飛び込んでみたんですよ。やってみると解決すべき課題が明確になり、どんどん変化が現れました。

まず最初に人が変わりました。たとえば係長の海野君。彼は髪が長くて服装の見栄えも良くなかった。仕事はきちんとやってくれるのですが、「もう少し協調性があるといいな」と感じていたところ、「すごい会議」のセッション3回目に、なんと頭を丸刈りにして、ひげをキレイに剃ってスーツ姿で現れたんですよ。誰も指示していないので、彼の中でムーブメントが起こったのでしょう。以前は社内の個人個人が仕事をしているような面がありましたが、「すごい会議」を通じてチームワークが生まれたと感じます。

他にも部署名を変えてみたり、禁煙をしてみたり、面白い取り組みが色々ありますよ。まず、ブランド作りの一環で、「業務部」を「業務大丈部」に変えるなど、私たちの個性が出る部署名を採用したところ、お客様がよく話題にしてくださるようになりました。

禁煙は最初の懇親会で富永さんからご提案いただいたんです。私を含めてメンバーのほとんどが喫煙者だったので、煙たかったのでしょうね(笑)。富永さんは「 “きれいにする会社”なのに、自分たちを汚くしてどうするんだ。僕に反論があるんだったら言ってくれ」とおっしゃった。まず父が真っ先に反論を試みて、みんなで粘って格闘して約30分。最後には富永さんの作戦通り誰も反論できなくなってしまったんです。

社内から灰皿を撤去したり、各自で禁煙パッチを貼ったりと結構苦労しましたが、体調面でも仕事面でも禁煙はいいことばかり。今ではすっかり浸透して、「あのとき辛かったよね」と笑い話になるぐらいです。現場に出向いている関連会社の方も、「本社が禁煙したからウチもやろう」と自主的に取り組んでくれています。

あとは「すごい会議」コーチのみなさんが取り組んでいる「チャレンジ」に習ってフルマラソンを走った社員がいたり、清水のお祭りのちょっと難しい踊り「港かっぽれ」を練習して全社員の集会で披露したりと、会社全体が活気づいた印象です。

もう一つ、直接関係ないのですが……とても有名な企業グループのコンサルタント紹介会社の方が営業に見えたときのことです。セッションで使う戦略的フォーカスを壁に貼っていたので、「これは何ですか?と質問されました。そこで、『すごい会議』を導入していることを説明したら、「ああ! 『すごい会議』をやってらっしゃるなら、私たちは必要ないですね」と言って帰ってしまったんです。本当にびっくりしました(笑)。

業績に直結するような、数字面での大きな変化はありましたか?

赤字改善や生産性の向上など大きく改善した面が多々ありますし、ホテルからのご依頼も増え、数字面でも目に見えて成長しています。「すごい会議」を始めてみると、元々チームメンバー全員が自分の担当現場の売り上げや粗利の金額を正確に把握しておらず、赤字の現場が結構あったことが分かったので改善に取り組みました。

数字の「成果」はもちろんですが、私たちは「過程」をとても大切にしています。「すごい会議」を始めたことにより、目標に向かってチーム一丸となって努力する姿勢を肌で実感し、充実した時間を過ごすことができました。富永さんが会社の文化を大事に考えてくださるからこそ、真面目にコツコツやってきた集団の良さが生きて、みんなで協力しながらステップアップできるようになったんです。

もう一つの大きな変化は、みんなが「やろう!」と言えるチームになったこと。「これは問題が多いからできない」「お客様の迷惑になるかもしれないからできない」と言って新しいことに後ろ向きだった社員も、「やってみようか」と口にするようになりました。トライして、エラーして、又トライする。この繰り返しが成長の力になるんですね。

ホテルの清掃業務が多いとのことですが、詳しく教えていただけますか?

私たちは清掃の業務改善を得意としており、お客様からのご相談の大半は「現在の清掃の質が悪いから改善したい」といった内容です。大抵の業者は、お風呂、ベッド、絨毯と順番に清掃しますが、弊社ではベッドを作るスタッフとお風呂を洗うスタッフで分担するなど、時間効率を研究して業務に取り組んでおり、「業務改善事例発表会」(主催=全国ビルメンテナンス協会)で全国2位に表彰された実績もあるんです。この得意分野が「すごい会議」によってさらに強化されたこともあり、新規のご依頼につながっているのではないでしょうか。

三世代受け継いだ “人助けスピリット” が成長の原動力に

特に印象に残ったエピソードはありますか?

会社の50年を振り返るセッションは今でもよく覚えています。若手の経営陣たちに会社の特性をシェアするために富永コーチの提案で行いましたが、私自身も知り得なかった父や祖父代の苦労が伝わってきました。

従業員や小さい仕事を大切にしてきた歴史に触れることで、私もメンバーも会社に対する愛情が深まりましたし、頼まれた請け負い仕事を真面目にこなしてきたからこそ成長できたのだと気付かされました。たとえば、「引き受け手がいなくて困っている」という方に頼まれ、まったくの異業種である運送業務を引き受けてコツコツ取り組んだ結果、株式会社セイセイトラフィック(関連会社)として大きく成長し、今ではそちらでも「すごい会議」を実施しています。「忙しいから無理だ」と請け負いの仕事を嫌がっていた社員も、このような経緯を知ってからは前向きな気持ちになったようです。

祖父は亡くなりましたし、会長である父も年老いていきます。私自身の歴史もつくらなければならないけれど、父と祖父の「困った人の力になる」という思想を曲げずに次世代に引き継いでいきたい。この部分を富永さんは本当に大切にしてくださるんですよ。

 

初代から引き継がれた「困った人の力になる」という思想は、「NOと言わない仕事をする」という御社の理念と直結しているんですね。

「NOと言わない仕事をする」とクレドに掲げていますし、「すごい会議」の今年度の戦略的フォーカスにも取り入れました。「頼まれた仕事を断らない」ためには今の仕事を効率良く進める必要があるし、「新しい仕事にチャレンジする」ためには今の業務を改善する必要があります。

実は、現在はオファーが多く、手一杯で新しい仕事をお引き受けできない状態なんです。これを請けられる体制に変えるために、戦略的フォーカスに入れて人材確保や業務効率のさらなる改善に取り組んでいます。

「すごい会議」を導入し、「業務改善が得意な会社」として認知され、東京にも進出しました。営業は一切していないのですが、当社の業務にご満足いただいたお客様が同系列のホテルを紹介してくださるなど、人づてに評判が伝わってご依頼いただくケースが増えているんです。

これからの夢や目標を教えてください。

今後の大きな目標は業界の地位向上です。清掃業務の現場スタッフは最低賃金で働いているケースがほとんど。そのみなさんのお給料を上げられるように、業務の請け負い金額を引き上げたいんです。会社の利益を追うためではなく、従業員の給与ベースを上げるために業界の地位向上を目指します。

業務の付加価値を認めてもらえれば、もっと高い値段で請けられるということですね。御社は制服のデザインがとてもおしゃれですが、これも地位向上を目指した取り組みの一環でしょうか?

そうです。「清掃業務=汚い」というイメージをもたれないように、デザインには気を遣っています。視角から入る情報はとっても大切ですから。

制服のデザインも業界の地位向上も根底は同じで、すべて「働く人の心が豊かになるためにはどうすればいいのか」と考えた結果です。金銭的にも満たされ生活レベルも向上し、さらに働くことが喜びにつながって、「勤めて良かった」と言われる会社が理想です。

最後に、社長ご自身が「一番変わったな」と実感されているポイントを教えてください。

繰り返しになりますが、私自身も社員も、物事のとらえ方が「できるか、できないか」から、「やるか、やらないか」に変わったこと。これにつきます。その上、富永さんは、運命を感じた最初の印象以上に、会社のことを心から大切に思ってくださる人でした。「すごい会議」を導入して本当に良かった!と、120%の力で断言します。

 

―グッときた! 富永語録―

choose what works  うまくいくほうを選べ

できるか、できないかではなく、やるか、やらないか

ゴールが明確なほど問題が多く出てくる

経営理念はシャワーのように浴びること(毎日浴びてもすぐ忘れてしまうもの)

成果は結果でなく、成果は課題が見えること

今までやらなかったことをやり始めることに価値がある

実行されやすいのは方針ではなく方法

NASAのお掃除の仕事をしている人は「私たちはロケットをとばしている」

―長田社長メモより抜粋―

 

富永 浩義 とみなが ひろよし

株式会社ハミングバード

SE時代、徹底的な業務分析を基に最適なシステム設計をするプロとして活動。”クライアントよりもクライアント業務に精通する男”と言われる。
2005年に「天職=すごい会議」に出会い、SE時代に培ったビジネス分析能力をフル活用し”すごい会議バカ一代”として絶賛活躍中

導入実績は1,000社以上 すごい会議を実施したい! 御社で実施するにはこちら