人材が大きく成長したと要因はどこにあったのでしょうか。
(久保田)私が思うに、メンバーが変化した一番のポイントは、社長との関係性が変わったこと。社長を恐れて意見が言えない状態から、みんなで問題解決できる関係に変わり、ここ半年でチームの雰囲気が大きく変わりました。
なぜ、社長とマネージャーの方の関係性を変えることができたのでしょうか。
(坂口)一つには、毎日私にホウレンソウ(報告、連絡、相談)する時間を決めて、私とマネージャーの接点を増やす仕組みを作ったことですね。目的は、問題発見を早めて解決スピードを上げることと、人材育成。私自身が現場営業で成果を出し、マネージャーを経験した上で今ここにいるので、私との会話をヒントに成長して欲しいと思ったんです。最初は緊張していた彼らも習慣化すれば本音が出るようになり、頻度の分だけ吸収することも増える。必要な仕組みでした。

(久保田)決まりごととして仕組み化したことが良かったと思います。
(坂口)他にも、週に1度の進捗会議をすることで、彼らは1週間のアクション設計ができるようになったし、他社事例を知る、KPIの設定の仕方を知るなど、ビジネスの基礎を教えてもらったことも大きいと思います。それまではとにかく気合いでしたから。