株式会社一番大切なこと
私のコーチとして使命は、『苦悩に値する働く意味』の創出です。
地球は平らだと信じていたがために出帆しなかった船は、どれくらいあるだろう?
信じているものが見えるものを限定し、見えるものは打ち手を限定し、打ち手は当然のことながら、望でいる結果が手に入るかどうかを決定付けます。あなたは何を信じてビジネスしてる?
飯田:第一は、売上目標の達成です。それも、ただひたすら売って利益が出ればいいという考えではなく、代表である宅間の思想を起点に、「人に、街に」どういったバリューを提案できるかを踏まえながら売上・利益を上げることが私のミッションです。
飯田:導入当初はハレーションも起きましたが、足かけ3年、丸2年以上かかって売上前年比150%の目標を達成しました。導入時と比べると、約200%成長ですね。

飯田:シンプルに、逆算です。2月末に売上を計上するには、いつまでに何をする必要があるのか。10件のうち3〜4件は滑ると経験則でわかっているので、それを見越して何割増しかで仕込む。期日も、「この日までは自由に動いていいけれど、そこから先は私が介入する」と、明確に合意し、達成すると決め切って進みました。
綿密に設計し、淡々と実行する。結果、予想外に滑った案件はありながらも達成できた。やると決めたらやる、それだけです。
飯田:一番は、「必ず達成する」と、私自身が決めたこと。年末の時点で進捗が思わしくない状況を見て、「達成が見えるまで(自分は)休まない」と、宣言しました。私自身が100%達成すると決めた上で、「ついてこい」と、メンバーを鼓舞するようなもの。そこから全員の意識が変わり、ギアが入ったような印象です。
大野(コーチ):飯田さんのコミットがすべてでした。何がなんでもやり遂げるというあり方と数々の意思決定に、後半は、「そこまでしなくてもいいんじゃないか」という声も出たほど。それでも頑としてコミットし続けた。それがなければ、この達成はなかったと思います。

飯田:以前の当社は超スタンドプレーの文化だったので、正直言うと、『すごい会議』開始当初は、私自身が全社で目標を立てることに全く意味を感じられなかったんです。コーチがいなければ、心の底ではコミットせず、個人プレーを続けていたでしょうね。
それが今、「この会社の未来を全員で描いて実現していきたい」と、本心から思えるようになった。同じように変化する人間を増やしていくことが、これからの私の役割です。
飯田:コロナ後から『すごい会議』が始まるまでの自分は、今からは考えられないほど無気力でした。自分が「できる」ことは過去に実証済みなのに、エネルギーが沸かない、注ぎどころが見つからない。もどかしさや苛立たしさを感じていました。根本的な解決策が見つからずに人生を損していると、被害者意識すら感じていたかもしれません。
そんなときにこの会議が始まり、大野さんと出会った。その頃の私は大野さんに対しても会社への不満ばかりぶちまけていて(笑)。それがあれよあれよという間に、セッションの度に会社も人も変わっていった。私自身、何を機に自分が変化したのか、「これ」というきっかけはつかめていません。
ただ、毎月のセッションを重ね、社長や社員が変わっていく様を実感するうちに、私にも自然と変化が起きたことは確かです。気づけば、いつしか「何がなんでも達成する」と、誰より固く誓うまでに。なんとも不思議な感覚ですね。
大野(コーチ):健全な変わりようだと思います。夢中で走っているうちに、気づけば別人格になっていたということ。飯田さんの変貌を誰より感じ取っているのは宅間社長で、「今日の飯田の発言、随分と頼もしくなったな」と、ブリーフィングのたびに口にしています。
今の飯田さんは実質、経営者のようなもの。今日のセッションは社長不在で、意思決定者は飯田さん。3年前の御社では考えられない状態です。

飯田:導入以前は「自分たちが何を目指しているのか」を共有する場がなく、リーダー層は各々が好きに走っている状態。社内では大量離職も起きていて、まさに組織はバラバラでした。
そこに『すごい会議』の毎月セッションと毎週の進捗会議が始まり、目標とのギャップ=課題を先回りして考え尽くせるようになった。しかも、自分一人ではなく“みんなで”意見を出し合い、共通認識をもって行動できる。決めたことをなし崩し的にフェードアウトすることもなく、ビジョンに基づく行動を徹底してやり切れるようになりました。
また、『すごい会議』は「目標を立てるメリット」を理解するところから始まりますよね。「合意のない期待が悲しみを生む。組織の90%の問題の根っこはそこにある」という考え方のもと、単に目標を立てるのではなく、全員がエネルギーを注ぎたくなる目標をつくり出す。そこが普通のコンサルとは違う点です。
振り返れば、自分はずっと全力でコミットしたくなるものを求めていたのだと、今ではわかります。
大野(コーチ):私が飯田さんを怒らせてしまったんです。私は「事実を知る」意図を持って質問をしたつもりが、「あなたができていない」と、詰めるコミュニケーションのように届いてしまった。
結果、飯田さんは『すごい会議』にも進捗会議にも出ない、という事態に。そこで私はお手紙を書き、「これを読んで会話する気になってくれたなら、会話させてほしい」と、伝えました。あそこでもし、私が諦めたり怖気付いたりしていれば、プロジェクトは崩壊し、達成もなかったはず。あれが分水嶺でした。
飯田:「気前のよさが優秀さである」としたときに、よくわからない理由で怒っている私に対して、手紙を書いて歩み寄ろうとする気前のよさを自分が発揮できるかというと、私にはできない。改めて、大野さんの気前のよさ、自分のレベルの低さを反省したことを覚えています。
私が変わったきっかけが何かというと、間違いなくコーチ。それだけは確かです。

大野(コーチ):そもそも会社とは不完全なものであり、人間も同じく不完全な存在だとしたときに、不完全さを理由に留まるのか、または機会に変えるのか。みなさんのものの見方が、前者から後者に変わったように僕には見えています。
飯田:そう問われて浮かぶのは、「問題はあなたが解決できる、いつでも」という大野さんの言葉です。見えている問題もそうでない問題も、自分を中心に置いて「すべて解決できる」と思えば、できるものだと。
まさにその通りだという確信があり、自分はまだ、力を1割しか出していないのだと実感します。やり切れていないことがあまりに多く、同時に、それを解決できることもわかっている。
自分の選択の責任は100%私にあり、私自身が解決策。これは『すごい会議』を積み重ねてきたからこその実感で、自分を拠りどころにできることにパワーを感じています。3年前にこの言葉を聞いていても、今のようには受け取れなかったはず。自分自身が体験したからこそ、知人には『すごい会議』を100%すすめます。

飯田:全社員にHPOS(ハイパフォーマンス・オペレーティングシステム)を搭載するという意図で拡大しました。たとえば、全部署を対象にした1時間の全体ミーティング。熱量の高い人もそうでない人も織り混ぜ、7〜8チームで『すごい会議』式会議を実施しました。概ね好評で、共通言語ができたという点では期待通り。ただ、雑談程度で終わってしまったという声もあるので、今後は、もう一段精度を上げて実施したいですね。
さまざまな種をまきながら、3年後に何かしらの芽が出ればいい。そう考えています。
飯田:「今日、何をもって勝ちとするのか」を、全員が自覚し、自問自答して動く習慣です。達成しようとする目標と、今日の自分の過ごし方に整合性があるか。自分の一つひとつの所作に表れているのか。そこがつながっていないと意味がない。
一人ひとりが、それを体現できるようになれば、間違いなくこの組織はもっと強くなる。今後さらに大きなことを成し遂げようとしている今、そこを求めます。
飯田:変わらずに持ち続けている信念は、社員1人ひとりを、明日にでも独立して会社経営できるような不動産営業に仕立てていくこと。そしてその上で「一緒に働く」という選択肢を選んでくれる人を増やしていくこと。売上・利益を上げるのは当然として、それ以上のバリューは何かを自らにも問い続けます。
数年前まで個人のパフォーマンスを上げることしか興味のなかった自分が、人の成長を見ることに喜びを感じるようになるとは、我ながら不思議な感覚です。業界未経験で入ってきたメンバーの成長を実感すると「すごいじゃん」と、うれしく感じる瞬間がある。あれが一番いい。歳ですかね(笑)。

飯田:「人たらしめるもの」だと思っています。人か人じゃないか、ぐらい違うもの。たとえば、創造性を発揮すること。人間にこそ備わっている非常に豊かな可能性ですよね。『すごい会議』を通してそこを学び、気づきを得て、実践的に体得している感覚。大野コーチだから、この作用が生まれているのだと思います。
飯田:本質的に、大野さんが「私たちにとっていいこと」を真摯に考え尽くしてくれていることが伝わってくるんです。それはもう、違う余地もないほどに本物として。そこがすべての源であり、絶対的信頼感。ビジネスの話以前のもっと本質的で普遍的な、生きる味わいのようなことを教えてもらっています。

大野(コーチ):最近は、「意図を持たない」ということかもしれません。駆け出しの頃は意図を持っていたこともありますが、余計なことをしてもスベるだけ。コーチとして自分のプレゼンスを上げに行くのではなく、自分がいなくてもうまくいくのが一番美しいセッションです。
この組織は社長を筆頭に受信機の性能が素晴らしいので、今の状態が生まれている。そこに、何より助けられています。
飯田:人のコンフォートゾーンは重力のようなものなので、大野さんがいなくなると一瞬で以前の私たちに戻ってしまうはず。『すごい会議』のエッセンスをもっと深く浸透させたいと考えたときに、この作法を私たちが伝えるのは難しい。大野さんが必要です。
飯田:来期の目標は120億。主要メンバー5〜6人がフルコミットすれば達成できるはずなので、その間にHPOS搭載の営業人材を増やし、未来への土台づくりを進めます。
根本にある信念が間違っていなければ、それ以外は大きな問題ではないと思っていて。所作や考え方に一貫性を持って組織づくりを進めるために、『すごい会議』を生かします。
改めて、この3年間を思い返して強く感じるのは、「私はできる」という確信です。コーチがやる気になる環境をつくってくれて、私が「やろう」と思った。やろうと思えば、「自分はもっとできる」。自分の選択、可能性に力を感じます。ちょっと過剰に聞こえるかもしれませんが(笑)、これほど充実した日々はないですね。

私のコーチとして使命は、『苦悩に値する働く意味』の創出です。
地球は平らだと信じていたがために出帆しなかった船は、どれくらいあるだろう?
信じているものが見えるものを限定し、見えるものは打ち手を限定し、打ち手は当然のことながら、望でいる結果が手に入るかどうかを決定付けます。あなたは何を信じてビジネスしてる?