現在Day8のセッションまで終了しています。どのような成果が出ていますか。
(熊木)一番は、幹部の視座が上がったことです。それに伴い、リクルーティングや教育、新規開拓のマーケティングなど、各分野において彼らが役割と責任を持ち、『誰が何を、いつまでにどうやるのか』を明文化できたことが最大の価値。数字はあとからついてきます。
以前は、僕一人が経営の戦場で戦っている感覚でしたが、今では僕を最前線に、セッションメンバーも背後で一緒に戦ってくれている感覚がある。
僕がなぜその目標を掲げて12年もやっているのか、原動力は何か、どれだけスタッフの幸せを願い、彼らを必要としているか。
この会議を通してそれらが伝わったことで、彼らのエンゲージメントは大きく高まり、僕の孤独感は安心感へと変わりました。
最初から順調にメンバーシップの高まりを経験されたのでしょうか。
(熊木)実は「すごい会議」の初日は、僕にとって最悪の日でした。というのも、セッション直前に、僕への不満を書いた数枚の紙を理事たちに手渡されたんです。人間性にも言及されていて、腹は立つしショックだしで記憶がありません(笑)。
ただ、なぜ彼らがそんな行動を取ったかというと、僕がこの会議への本気さを伝え、彼らにも「120%コミットしてくれ」と伝えたからでした。彼らからすれば、僕に不満を伝えてクビになるリスクがありながらも、言わずには進めない状態だったんですね。
1,000〜2,000人規模を目指すには、僕自身が変わり、成長するしかない。そう思い知らされました。
とはいえ、その日は眠れなかったし、自宅で偶然その紙を見た娘が涙する姿を目にして会議をやめたいとさえ思ったのも事実。しかし「やる」と決めた自分の原点を思い出し、近藤代表も歯を食いしばって同様の経験をされたというエピソードを拝見して、覚悟を決めました。
(久保田)成長へのインパクトを最大化するには、組織の『ひどい真実』に触れないわけにはいきません。組織や自分自身の『ひどい真実』にこそブレイクスルーの種がある。「すごい会議」のステップでも、日常では言いにくい問題をテーブルに上げます。
往々にして、現場からは社長の予想を超える『ひどい真実』が挙がり、社長は裏切られたような感覚すら味わわれるかもしれませんが、みなさんが通る道。成長への金脈です。
